このドキュメントでは、Cloud Virtual Machineがポートの問題によりリモートログインできない場合のトラブルシューディングと解決案について説明します。
説明:
以下の操作は、Windows Server 2012システムを使用したCVMを例にします。
検証ツール
Tencent Cloudが提供するツールを使用して、ログインできない問題はポートとセキュリティグループの設定に関連しているかどうかを判断することができます:
セキュリティグループの設定の問題を検出された場合、セキュリティグループ(ポート)検証ツール 中のOpen all ports機能を利用して、関連するポートを開放し、再度ログインを試みます。ポートを開放してもまだログインできない場合、以下の内容を参照して原因を特定します。 トラブルシューティング
ネットワーク接続を検査する
ローカルのPingコマンドを通じて、ネットワーク接続をテストすることができます。同時に、異なるネットワーク環境(異なるIPレンジ或いはキャリア)のコンピューターでテストを行い、ローカルネットワークの問題なのか、サーバーの問題なのかを確認できます。
1. ローカルコンピューターでコマンドラインツールを開きます。
Windows システム:スタート > 実行をクリックし、cmdを入力すると、コマンドラインダイアログボックスが表示されます。
Mac OS システム:Terminalツールを開きます。
2. 以下のコマンドを実行して、ネットワーク接続をテストします。
ping + CVM インスタンスのパブリックIP アドレス
例えば、ping 139.199.XXX.XXX
コマンドを実行します。
3. 以下のコマンドを実行し、Enterキーを押して、リモートポートの開放状態をテストし、ポートにアクセスできるかどうかを判断します。
telnet + CVM インスタンスのパブリックIP アドレス + ポート番号
例えば、telnet 139.199.XXX.XXX 3389
コマンドを実行します。下記画像に示すように:
異常状態:接続失敗は、下記画像に示すようになります。これはネットワークに問題があることを示しています。問題のあるネットワークの該当部分を検査してください。
リモートデスクトップサービスの設定を検査する
VNCを介してCVMにログインする
説明:
標準方式でCVMにログインできない場合、VNC方式を使用することをお勧めします。
2. チェックするCVMを選択し、ログインをクリックします。下記画像に示すように:
3. ポップアップした 「Windowsインスタンスにログインする」ウィンドウで、その他の方式(VNC)を選択し、すぐにログインするをクリックします。
4. ポップアップしたログインウィンドウで、左上隅にある「Sent CtrlAltDe」を選択し、 Ctrl-Alt-Delete をクリックすると、システムログイン画面に入ります。下図の通りです。
CVMのリモートデスクトップ設定が有効になっているかどうかを確認する
1. CVMで、PC>プロパティを右クリックして、「システム」ウィンドウを開きます。
2. 「システム」ウィンドウで、システムの詳細設定を選択して、「システムのプロパティ」ウィンドウを開きます。
3. 「システムのプロパティ」ウィンドウで、リモートタブを選択して、「リモートデスクトップ」機能欄のこのコンピューターへのリモート接続を許可するをチェックしているかどうかを確認します。下記画像に示すのように:
いいえ、このコンピューターへのリモート接続を許可するをチェックし、もう一度インスタンスにリモート接続して、接続が成功したかどうかを確認します。
リモートアクセスポートが開いているかどうかを確認する
1. CVMで、 をクリックして、「Windows PowerShell」ウインドウを開きます。 2. 「Windows PowerShell」ウィンドウで、以下のコマンドを実行し、リモートデスクトップの運行状態を確認します(デフォルトでは、リモートデスクトップサービスのポート番号が3389です)。
netstat -ant | findstr 3389
以下のような結果が返されたら、正常状態であることを示します。リモートデスクトップを再起動 してください。もう一度インスタンスにリモート接続して、接続が成功したかどうかを確認できます。
レジストリのリモートポートが一致するかどうかを確認する
ご注意:
このステップでは、 TCP PortNumberと RDP Tcp PortNumer が同じであるかどうかを確認します。
1. CVMで、をクリックし、 を選択して、 regeditを入力して、Enterキーを押して、「レジストリエディター」ウィンドウを開きます。 2. 左側のレジストリナビゲーションで、HKEY_LOCAL_MACHINE > SYSTEM > CurrentControlSet > Control > Terminal Server > Wds > rdpwd > Tds > tcpの順でディレクトリを展開します。
3. tcpでPortNumberを見つけて、PortNumberデータ(ポート番号、デフォルトが3389)を記入します。下記画像に示すように:
4. 左側のレジストリナビゲーションで、HKEY_LOCAL_MACHINE > SYSTEM > CurrentControlSet > Control > Terminal Server > WinStations > RDP-Tcpの順でディレクトリを展開します。
5. RDP-TcpでPortNumberを見つけて、RDP-Tcp中のPortNumberデータ(ポート番号)がtcp中のPortNumberデータ(ポート番号)と同じかどうかを確認します。下記の画像に示すように:
6. ポップアップしたダイアログボックスで、「値データ」を0 - 65535の間で未使用ポートに変更して、TCP PortNumberとRDP Tcp PortNumerのポート番号を一致させて、OKクリックします。
7. 変更後、CVMコンソール でインスタンスを再起動します。もう一度インスタンスにリモート接続して、接続が成功したかどうかを確認します。 リモートログインサービスを再起動する
1. CVMの中で、をクリックし、を選択して、 services.mscを入力して、Enterキーを押して、「サービス」ウィンドウを開きます。 2. 「サービス」ウィンドウで、リモートデスクトップサービスを見つけて右クリックします。再開を選択して、リモートログインサービスを再起動します。下記の画像に示すように:
その他の操作
上記操作を行ってもリモートでログインできない場合は、 チケットを送信 してフィードバックしてください。
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