操作シナリオ
ここでは、CVMのユーザーログイン記録を取得し、有効な障害特定およびセキュリティ分析に役立てる方法についてご説明します。
操作手順
説明:
ここでは、LinuxインスタンスのOSがTencentOS Server 3.1 (TK4)である場合の例を示します。OSのバージョンが異なると手順も異なる場合がありますので、実際の状況に応じて操作してください。
2. 次の情報を参照し、必要に応じてユーザーログイン情報を確認します。
説明:
ユーザーログイン情報は、通常は/var/run/utmp
、/var/log/wtmp
、/var/log/btmp
、/var/log/lastlog
などのファイルに記録されています。
who
コマンドを実行し、/var/run/utmp
で現在ログインしているユーザーの情報を確認します。下図のような結果が返されます。
w
コマンドを実行し、/var/run/utmp
で現在ログインしているユーザー名を確認し、そのユーザーが実行中のタスクを表示します。下図のような結果が返されます。
users
コマンドを実行し、/var/run/utmp
で現在ログインしているユーザー名を確認します。下図のような結果が返されます。
last
コマンドを実行し、/var/log/wtmp
で、システムに現在ログインしている、および過去にログインしたユーザーの情報を確認します。下図のような結果が返されます。
lastb
コマンドを実行し、/var/log/btmp
で、システムへのログインに失敗したすべてのユーザーの情報を確認します。下図のような結果が返されます。
lastlog
コマンドを実行し、/var/log/lastlog
で、ユーザーが最後にログインした際の情報を確認します。下図のような結果が返されます。
cat /var/log/secure
コマンドを実行し、ログイン情報を確認します。下図のような結果が返されます。
説明:
ここでは、WindowsインスタンスのOSがWindows Server 2012 R2中国語版である場合の例を示します。OSのバージョンが異なると手順も異なる場合がありますので、実際の状況に応じて操作してください。
2. OSの画面で、をクリックし、サーバーマネージャーを開きます。 3. 「サーバーマネージャー」ウィンドウで、右上のツール > イベントビューアを選択します。
4. ポップアップした「イベントビューア」ウィンドウで、左側のWindowsログ > セキュリティを選択し、右側の現在のログをフィルタリングをクリックします。
5. ポップアップした「現在のログをフィルタリング」ウィンドウで、「<すべてのイベントID>」に4648
を入力し、OKをクリックします。
6. 「イベントビューア」ウィンドウで、フィルタリング条件に合致するログをダブルクリックします。
7. ポップアップした「イベントのプロパティ」ウィンドウで、詳細情報をクリックすると、クライアント名およびクライアントアドレス、およびイベント記録時間などの情報を確認できます。
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