ユースケース
指定時間を超過したSQLステートメントクエリを「スロークエリ」といいます。対応するステートメントは「スロークエリステートメント」といい、データベース管理者(DBA)はスロークエリステートメントを分析し、スロークエリが生じた原因を探し出す過程を「スロークエリ分析」といいます。
コントロールパネルの操作ログページで、インスタンスのスロークエリログ詳細、エラーログ詳細、ロールバックログ、ログ配信、スケールアップ履歴及びスロークエリログのダウンロードを確認できます。また、コマンドラインインターフェース(CLI)またはTencentCloud APIを使用してデータベースログを確認・ダウンロードすることもできます。詳細は スロークエリログの確認 と バイナリログの確認 をご参照ください。 説明:
TencentDB for MySQLシングルノード(クラウドストレージ)インスタンスおよびクラウドストレージ版インスタンスでは、現在スロークエリログのダウンロード、ロールバック、ログ配信機能はサポートされていません。また、クラウドストレージ版インスタンスではスケールアップ履歴の確認もサポートされていません。
MySQLスロークエリ関連の説明
long_query_time:スロークエリの閾値パラメータで、精度はマイクロ秒クラスまででき、デフォルトは10sです。SQLステートメントの実行時間がこの数値を超過すると、スローログに記録されます。
long_query_timeパラメータを調整すれば、元のスローログに影響することはありません。例えば、スローログの閾値パラメータが10sであれば、10sを超過したスローログが報告されます。この値を1に変更しても、元々報告していたログはそのまま表示されます。
log_queries_not_using_indexes:未使用のインデックスの照会を記録するかどうかについてで、デフォルトはOFFです。
操作手順
説明:
インスタンスで読み取り専用分析エンジンが有効になっている場合、初めてデータを読み取り専用分析エンジンにロードする際に、読み書きインスタンスからデータを取得するため、スロークエリSQLが発生します。「txsqlPlugins_analytics_repl」アカウントによって生成されたスロークエリSQL情報を無視してください。
クラウドストレージ版インスタンスの場合、操作ログにあるスロークエリログ詳細とエラーログ詳細は、インスタンスの下の特定のノードを選択して検索することをサポートしています。
1. MySQLコンソールにログインし、インスタンスリストのインスタンスIDまたは操作列の管理をクリックして、インスタンス管理ページに進みます。 2. インスタンスの管理ページで、操作ログページを選択すると、インスタンスのスロークエリログ詳細、エラーログ詳細、ロールバックログ、ログ配信、スケールアップ履歴の確認と、スロークエリログのダウンロードができます。
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スロークエリログ詳細 | 1ヶ月以内にデータベースで実行時間が1秒を超えたSQL文を記録します。 |
スロークエリログダウンロード | スロークエリログをダウンロードできます。 |
エラーログ詳細 | 起動と停止の詳細情報、および実行中のすべての重要な警告とエラーメッセージを記録します。 |
ロールバックログ | ロールバックタスクの実行状態と進捗を記録します。 |
| TencentDB for MySQLインスタンスのスロークエリログとエラーログデータを収集し、Cloud Log Service(CLS)に配信して分析します。 |
スケールアップ履歴 | インスタンスのCPUエラスティックスケールアップ履歴を記録します。 |
3. スローログのダウンロードページで、操作カラムのダウンロードをクリックしてスローログをダウンロードします。
説明:
サイズが0KBのログはダウンロードできません。
ローカルダウンロードを選択して直接ダウンロードすることもできますが、時間がかかります。
wgetコマンド形式:wget -c 'ログファイルのダウンロードアドレス' -O カスタマイズファイル名.log
例:
wget -c 'http://szx.dl.cdb.tencentyun.com:303/cfdee?appid=1210&time=1591&sign=aIGM%3D' -O test.log