監視機能
最終更新日:2024-07-25 17:54:17
ユーザーがインスタンスの動作情報を確認、理解しやすいように、TencentDB for MySQLは豊富なパフォーマンス監視機能項目と便利な監視機能（カスタマイズしたビュー、タイムコントラスト、監視項目の統合など）を提供しています。ユーザーはTencentDB for MySQLコンソールにログインし、インスタンス管理ページのインスタンス監視に入って確認します。
説明：
Basic Cloud Monitor APIの指標のモニタリングデータのプル、TencentDB for MySQLの監視指標 によって、インスタンスの監視指標を取得します。
また、監視指標のために Dashboardを作成して、指標のモニタリングデータも動的に解析できます。
単一インスタンスのテーブル数が100万を超えた場合は、データベースの監視に影響する恐れがあるため、単一インスタンスのテーブル数が100万を超えないようにテーブルの数を適切に管理してください。
監視をサポートするインスタンスタイプ
TencentDB for MySQLは、マスターインスタンス、読み取り専用インスタンス、ディザスタリカバリインスタンスおよびデータベースプロキシノードの監視をサポートし、各インスタンスのために独立した監視ビューを提供してクエリします。
監視タイプ
TencentDB for MySQLには、リソース監視、エンジン監視（通常）、エンジン監視（拡張）、デプロイ監視の4種類の監視タイプがあり、様々な監視タイプの指標を確認することで、インスタンスのパフォーマンスおよび作動状況を迅速かつ正確に理解できます。
説明：
TencentDB for MySQL単一ノードのクラウドディスクインスタンスでサポートされる監視の種類には、リソース監視とエンジン監視（共通）が含まれますが、エンジン監視（拡張）とデプロイ監視は現在サポートされていません。
リソース監視：CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク関連の監視データを提供します。
エンジン監視（通常）：接続数、ロック情報、ホットスポットテーブル、スロークエリーなど関連する監視データを提供し、障害の診断やパフォーマンスの最適化を行いやすくします。
エンジン監視（拡張）：さらに豊富なエンジン関連の監視指標を提供し、データベースの健全性に関する既存または潜在的な問題を最大限発見します。
デプロイ監視：マスターマシンとスレーブマシンの遅延関連の監視指標を提供します。デプロイ監視はマスターマシンと待機マシンに分かれます。
インスタンスがマスターインスタンスの場合、インスタンスデプロイ監視の対象は、マスターインスタンスとその非表示スレーブインスタンスの間のリンクです。デプロイ監視は非表示スレーブインスタンスの IO、SQL スレッド状態を表示します。マスター/スレーブ遅延距離とマスター/スレーブ遅延時間は、マスターインスタンスとその非表示スレーブインスタンスの間のことを指します。
インスタンスが読み取り専用インスタンスの場合、インスタンスデプロイ監視の対象は、マスターインスタンスと読み取り専用インスタンスの間のリンクです。デプロイ監視は読み取り専用インスタンスの IO、SQL スレッド状態を表示します。マスター/スレーブ遅延距離とマスター/スレーブ遅延時間は、読み取り専用インスタンスとマスターインスタンスの間のことを指します。
インスタンスがディザスタリカバリインスタンスの場合：
a. ディザスタリカバリインスタンスデプロイ監視（マスター）の対象は、ディザスタリカバリインスタンスとマスターインスタンスの間のリンクです。デプロイ監視はディザスタリカバリインスタンスの IO、SQL スレッド状態を表示します。マスター/スレーブ遅延距離とマスター/スレーブ遅延時間は、ディザスタリカバリインスタンスとマスターインスタンスの間のことを指します。
b. ディザスタリカバリインスタンスデプロイ監視（スレーブ）の対象は、ディザスタリカバリインスタンスとその非表示スレーブインスタンスの間のリンクです。デプロイ監視はディザスタリカバリインスタンスの IO、SQL スレッド状態を表示します。マスター/スレーブ遅延距離とマスター/スレーブ遅延時間は、ディザスタリカバリインスタンスとその非表示スレーブインスタンスの間のことを指します。
監視粒度
2018年08月11日から、TencentDB for MySQLの監視粒度は適応型ポリシーを実行しており、監視粒度のカスタマイズ選択はサポートしていません。監視粒度の適応型ポリシーは次のとおりです：
タイムスパン | 監視粒度 | 適応型説明 | 保持時間 |
(0h, 4h] | 5s | タイムスパンは4時間以内、監視粒度は5秒 | 1日 |
(4h, 2d] | 1min | タイムスパンが4時間を超え、2日以内の場合、監視粒度は1分に調整 | 15日 |
(2d, 10d] | 5min | タイムスパンが2日を超え、10日以内の場合、監視粒度は5分に調整 | 31日 |
(10d, 30d] | 1h | タイムスパンが10日を超え、30日以内の場合、監視粒度は1時間に調整 | 62日 |
説明：
現在のTencentDB for MySQLは最大で30日以内の監視データの確認に対応します。
監視指標
Tencent CloudのBasic Cloud Monitorは、インスタンスの面からTencentDB for MySQLのために次の監視指標を提供します。
説明：
指標の中国語名 | 指標の英語名 | 単位 | 指標の説明 |
毎秒実行操作数 | qps | 回/秒 | データベースが毎秒実行するSQL数（insert、select、update、delete、replaceなど）、QPS指標はTencentDBインスタンスの実際の処理能力を主に表します |
毎秒実行するトランザクション数 | tps | 回/秒 | データベースが毎秒伝送するトランザクション処理数 |
スロークエリ数 | slow_queries | 回 | クエリ時間がlong_query_time秒を超えたクエリ回数 |
全テーブルのスキャン数 | select_scan | 回/秒 | 全テーブルの検索クエリ実行数 |
クエリ数 | select_count | 回/秒 | 1秒あたりのクエリ数 |
更新数 | com_update | 回/秒 | 1秒あたりの更新数 |
削除数 | com_delete | 回/秒 | 1秒あたりの削除数 |
挿入数 | com_insert | 回/秒 | 1秒あたりの挿入数 |
上書き数 | om_replace | 回/秒 | 1秒あたりの上書き数 |
合計リクエスト数 | queries | 回/秒 | 実行するすべてのSQLステートメント。set、showなどを含む |
現在のオープン接続数 | threads_connected | 個 | 現在のオープン接続数 |
接続数利用率 | connection_use_rate | % | 現在のオープン接続数/最大接続数 |
クエリ使用率 | query_rate | % | 1秒あたりの実行オペランドQPS/推奨する1秒あたりのオペランド |
ディスク総使用キャパシティ | capacity | MB | MySQLデータディレクトリとbinlog、relaylog、undolog、errorlog、slowlogログキャパシティを含む |
データ使用キャパシティ | real_capacity | MB | MySQLデータディレクトリのみ含む。binlog、relaylog、undolog、errorlog、slowlogログキャパシティは含まない |
ログ使用キャパシティ | log_capacity | MB | binlog、relaylog、undolog、errorlog、slowlogログキャパシティのみを含む |
ログファイル使用キャパシティ | disk_log_used | MB | MySQL binlog、relaylog、undologログキャパシティのみ含む |
一時ファイル使用キャパシティ | disk_tmp_used | MB | MySQL作動時に生成する一時ファイルのみ含む |
ディスク利用率 | volume_rate | % | ディスク総使用キャパシティ/インスタンス購入キャパシティ |
プライベートネットワークアウトバウンドトラフィック | bytes_sent | Byte/秒 | 1秒あたりに送信するバイト数 |
プライベートネットワークインバウンドトラフィック | bytes_received | Byte/秒 | 1秒あたりに受信するバイト数 |
クエリキャッシュヒット率 | qcache_hit_rate | % | クエリキャッシュヒット率 |
クエリキャッシュ使用率 | qcache_use_rate | % | クエリキャッシュ使用率 |
テーブルロック待機回数 | table_locks_waited | 回/秒 | 速やかに取得できないテーブルロック回数 |
一時テーブル数 | created_tmp_tables | 回/秒 | 一時テーブル作成数 |
innodbキャッシュヒット率 | innodb_cache_hit_rate | % | Innodbエンジンのキャッシュヒット率 |
innodbキャッシュ使用率 | innodb_cache_use_rate | % | Innodbエンジンのキャッシュ使用率 |
innodbディスク読み取り数 | innodb_os_file_reads | 回/秒 | Innodbエンジンの1秒あたりのディスクファイル読み取り回数 |
innodbディスク書き込み数 | innodb_os_file_writes | 回/秒 | Innodbエンジンの1秒あたりのディスクファイル書き込み数 |
innodb fsync数量 | innodb_os_fsyncs | 回/秒 | Innodbエンジンの毎秒fsync関数の呼び出し回数 |
Innodb用に現在開いているテーブル数量 | innodb_num_open_files | 個 | Innodbエンジン用に現在開いているテーブルの数量 |
myisamキャッシュヒット率 | key_cache_hit_rate | % | myisamエンジンのキャッシュヒット率 |
myisamキャッシュ使用率 | key_cache_use_rate | % | myisamエンジンのキャッシュ使用率 |
CPU使用率 | cpu_use_rate | % | アイドルタイムの超過を許可。CPU使用率が100%より大きいことがある |
メモリ使用率 | memory use rate | % | アイドルタイムの超過を許可。メモリ使用率が100%より大きいことがある |
メモリ使用量 | memory_use | MB | アイドルタイムの超過を許可。実際のメモリ使用量が購入仕様より大きいことがある |
一時ファイル数 | created_tmp_tables | 回/秒 | 1秒あたりに一時ファイルを作成する回数 |
開いているテーブル数 | opened_tables | 個 | インスタンスのディメンション |
提出数 | com_commit | 回/秒 | 1秒あたりの提出回数 |
ロールバック数 | com_rollback | 回/秒 | 1秒あたりのロールバック回数 |
作成済みのスレッド数 | threads_created | 個 | 接続処理用に作成したスレッド数 |
実行中のスレッド数 | threads_running | 個 | アクティブの（スリープ状態ではない）スレッド数 |
最大接続数 | max_connections | 個 | 最大接続数 |
ディスクの一時テーブル数 | created_tmp_disk_tables | 回/秒 | 1秒あたりにディスクの一時テーブルを作成する回数 |
次の行の読み取りリクエスト数 | handler_read_rnd_next | 回/秒 | 1秒あたりの次の行の読み取りリクエスト回数 |
内部ロールバック数 | handler_rollback | 回/秒 | 1秒あたりにトランザクションがロールバックされる回数 |
内部提出数 | handler_commit | 回/秒 | 1秒あたりにトランザクションが提出される回数 |
InnoDBブランクページ数 | innodb_buffer_pool_pages_free | 個 | Innodbエンジンメモリブランクページ数 |
InnoDB総ページ数 | innodb_buffer_pool_pages_total | 個 | Innodbエンジンのメモリ占用総ページ数 |
InnoDBロジック読み取り | innodb_buffer_pool_read_requests | 回/秒 | Innodbエンジンが1秒あたりに完了したロジック読み取りリクエスト回数 |
InnoDB物理的読み取り | innodb_buffer_pool_reads | 回/秒 | Innodbエンジンが1秒あたりに完了した物理的読み取りリクエスト回数 |
InnoDB読み取り量 | innodb_data_read | Byte/秒 | Innodbエンジンが1秒あたりに完了した読み取りデータバイト数 |
InnoDB合計読み取り量 | innodb_data_reads | 回/秒 | Innodbエンジンが1秒あたりに完了したデータ読み取り回数 |
InnoDB合計書き込み量 | innodb_data_writes | 回/秒 | Innodbエンジンが1秒あたりに完了したデータ書き込み回数 |
InnoDB書き込み量 | innodb_data_written | Byte/秒 | Innodbエンジンが1秒あたりに完了したデータ書き込みバイト数 |
InnoDB行削除量 | innodb_rows_deleted | 回/秒 | Innodbエンジンが1秒あたりに削除した行数 |
InnoDB行挿入量 | innodb_rows_inserted | 回/秒 | Innodbエンジンが1秒あたりに挿入した行数 |
InnoDB行更新量 | innodb_rows_updated | 回/秒 | Innodbエンジンが1秒あたりに更新した行数 |
InnoDB行読み取り量 | innodb_rows_read | 回/秒 | Innodbエンジンが1秒あたりに読み取った行数 |
InnoDBが取得する行の平均ロック時間 | innodb_row_lock_time_avg | ミリ秒 | Innodbエンジンが行をロックする平均時間 |
InnoDB行ロック待機回数 | innodb_row_lock_waits | 回/秒 | Innodbエンジンの1秒あたりの行ロック待機回数 |
キーキャッシュ内で未使用のブロック数 | key_blocks_unused | 個 | myisamエンジンが未使用のキーキャッシュブロック数 |
キーキャッシュ内で使用したブロック数 | key_blocks_used | 個 | myisamエンジンが使用済みのキーキャッシュブロック数 |
キーキャッシュ読み取りデータブロック数 | key_read_requests | key_read_requests | 回/秒 |
ハードディスク読み取りデータブロック数 | key_reads | 回/秒 | myisamエンジンの1秒あたりのハードディスク読み取りデータブロック回数 |
データブロックキーバッファ書き込み数 | key_write_requests | 回/秒 | myisamエンジンの1秒あたりのキーキャッシュブロック書き込み回数 |
データブロックディスク書き込み数 | key_writes | 回/秒 | myisamエンジンの1秒あたりのハードディスクデータブロック書き込み回数 |
マスター・スレーブ遅延距離 | master_slave_sync_distance | MB | マスターマシンとスレーブマシンbinlogの距離 |
マスター・スレーブ遅延時間 | seconds_behind_master | 秒 | マスターマシンとスレーブマシンの遅延時間 |
IOスレッド状態 | slave_io_running | 状態値（0-Yes，1-No，2-Connecting） | IOスレッド実行状態 |
SQLスレッド状態 | slave_sql_running | 状態値（0-Yes，1-No） | スレッド実行状態 |
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