このドキュメントは、MPSのサービスを素早く理解し、アクセスできるようにするためのものです。MPSのサービスを使用するための主な手順は次のとおりです。
MPSは、COSバケットにアップロードしたファイルに対して、ダウンロード、トランスコード、アップロードなどの読み書き操作を行う必要があるため、サービスのロールを作成し、MPSにCOSの関連する操作権限を与える必要があります。
MPSコンソールに進み、権限承認を行っていない場合は、Cloud Access Managementに進むをクリックして、コンソール共通の権限管理ページに移動し、権限承認操作を行う必要があります。
説明:権限承認が完了していない場合、MPSコンソールで他の操作を行うことはできません。
メディア処理の過程では、オーディオとビデオに対するオーディオビデオトランスコーディング、ウォーターマーク追加、スクリーンキャプチャなどの操作が必要です。様々なテンプレートを設定することで、様々な操作出力および操作方法をコントロールすることができます。コンソールのテンプレート管理で設定できます。
サービスオーケストレーションは、新たにbucketにアップロードされたメディアファイルを、あらかじめ設定したフローおよび手順に従って自動的に処理するものです。オーケストレーションではトランスコードルール、スクリーンキャプチャルール、処理フロー、コールバック通知などの内容を設定することができます。
MPSコンソールにログインし、ワークフロー-サービスオーケストレーション管理ページに進みます。
サービスオーケストレーションの作成ボタンをクリックして、サービスオーケストレーション作成ページに進みます。このページでサービスオーケストレーション名、トリガーBucket、トリガーディレクトリ、出力Bucket、出力ディレクトリ、設定項目およびイベント通知を設定する必要があります。具体的な設定方法については、サービスオーケストレーション設定の説明をご参照ください。
ワークフロー作成ページでは、以下の情報を設定する必要があります。
設定項目 | 入力必須かどうか | 設定説明 |
---|---|---|
サービスオーケストレーション名 | はい | 128文字以内の中国語、英語、数字、アンダーバーとハイフン(_-) を組み合わせて入力できます(例:「MPS」)。 |
トリガーBucket | はい | このAPPID下に作成したBucketから1つを選択し、トリガーBucketとすることができます。ワークフローの開始後、ビデオファイルをこのBucketにアップロードすると、ワークフローの実行を自動的にトリガーすることができます。 |
トリガーディレクトリ | いいえ | スラッシュ(/) を末尾につけます。入力しない場合は、トリガーBucketのすべてのディレクトリが有効になります。 |
出力Bucket | はい | デフォルトはトリガーBucketと同じですが、当該APPIDのトリガーBucketと同じリージョンのBucketから1つを選択し、出力Bucketとすることができます。ワークフローの処理が完了した後、新しく生成されたビデオファイルはこのBucketに保存されます。 |
出力ディレクトリ | いいえ | スラッシュ(/) を末尾につけます。入力しない場合、出力ディレクトリはトリガーディレクトリとの一致を維持します。 |
イベント通知の有効化 | いいえ | デフォルトでは無効になっています。イベント通知を有効化する場合、具体的な設定方法についてはコールバック方式のタイプ設定をご参照ください。TDMQ-CMQイベント通知を有効化したい場合は、メッセージキューTDMQに移動してサービスをアクティブ化し、モデルを作成してください。イベント通知を有効化すると、指定したCMQがメディア処理のイベント通知を受信します。 |
設定項目 | はい | トランスコードタスク、スクリーンキャプチャタスク、アニメーション画像生成タスク、審査タスク、コンテンツ認識タスク、コンテンツ分析タスクのうち、少なくとも1項目を選択してサービスオーケストレーションの設定を行います。 |
コールバック方式タイプ | 設定説明 |
---|---|
TDMQ-CMQコールバック | TDMQ-CMQモデル:キューモデルまたはトピックモデルを選択できます。デフォルトではキューモデルが選択されています。TDMQ-CMQエリア:広州、上海、北京、上海金融、深圳金融、中国香港、成都、北アメリカエリアまたはアメリカ西部を選択可能です。キュー名/トピック名:カスタマイズできます。 |
HTTPコールバック | タスクのイベント通知設定インターフェースTaskNotifyConfigを呼び出す際、NotifyTypeパラメータにはURLを指定し、NotifyUrlパラメータにHTTPコールバックアドレスを入力する必要があります。 |
SCFコールバック | SCF操作に進むをクリックし、設定操作を行うことができます。具体的な設定方法については、ビデオタスクコールバック通知をご参照ください。 SCFコールバック設定はすべてのワークフローが対象となります。現在、ワークフローでは設定状態を保存しません。 |
現在サポートしているタスクの開始方法には次の3種類があります。APIによるタスク開始インターフェースの呼び出し、サービスオーケストレーションをバインドしたCOSディレクトリへのビデオファイルのアップロード、タスク管理 > タスクの作成による手動でのタスク作成です。
説明:ワークフローの自動実行は、ワークフローを有効化した後、トリガーBucketに新しくアップロードされたビデオファイルに対してのみ有効となり、それ以前にトリガーBucketに保存されたファイルが処理されることはありません。
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