CSSでは、ライブストリーミングの画面をレコーディングし、ファイルをVODの中に保存する機能を提供しています。VOD経由でレコーディングしたビデオには、ダウンロード、プレビューなどの処理を行うことができます。ここでは、レコーディングテンプレートの作成、バインド、バインド解除、修正および削除の方法をご紹介します。
レコーディングテンプレートの作成には次の2つの方法があります:
設定項目 | 設定説明 | |
---|---|---|
テンプレート名 | CSSレコーディングのテンプレート名。カスタマイズ可能です(中国語、英語、数字、「_」、「-」のみ対応)。 | |
テンプレートの説明 | CSSレコーディングのテンプレートの概要説明。カスタマイズ可能です(中国語、英語、数字、「_」、「-」のみ対応)。 | |
コンテンツのレコーディング | オリジナルストリームのレコーディング | ビデオは、ライブストリーミングのオリジナルビットレートでレコーディングされ、デフォルトでは、オリジナルストリームをレコーディングします。レコーディングしたビデオには、トランスコード、ウォーターマーク、ミクスストリーミングがありません。 |
ウォーターマーク付きレコーディング | この設定を指定した場合、ウォーターマークテンプレートに設定されたウォーターマークをライブストリーミングに追加してレコーディングします。 | |
指定されたトランスコードストリームのレコーディング | 指定されたトランスコードストリームのレコーディングをクリックすると、設定済みのトランスコードテンプレートを選択するか、テンプレート名をクリックしてトランスコードテンプレート設定の変更へ遷移できます。この設定を指定した場合、ストリーミングプッシュ後にトランスコードテンプレートidによって、自動でトランスコードを開始してレコーディングを行います。レコーディングしたビデオにウォーターテンプレートに設定されたウォーターがあります。トランスコードテンプレートを間違えて削除した場合、ウォーターマーク付きレコーディングでレコーディングされます。 | |
レコーディング形式 | ビデオレコーディングの出力形式にはHLS、MP4、FLV、AACの4種類があります。そのうちAACはオーディオのみのレコーディングです。 |
注意:
- WebRTCストリーミングプッシュでオリジナルストリームをレコーディングするとき、 音声が紛失するため、他のレコーディング内容を選択することを推奨します。
- タイムシフトの運用シーンでは、トランスコードストリーミングのレコーディング機能は使用できません。レコーディングテンプレートにタイムシフトの設定が関連付けられている場合、オリジナルストリームでレコーディングされます。
- 指定されたトランスコードストリームのレコーディングにおいて、オーディオのみのトランスコードテンプレートを選択した場合、レコーディング形式はオーディオ形式のみ選択できます。
- トランスコードストリームをレコーディングするには、まずトランスコードタスクを開始する必要があり、トランスコード料金が追加で発生します。 同一のトランスコードテンプレートを使用して再生する場合、重複して課金されることはありません。
設定項目 | 設定説明 | |
---|---|---|
レコーディングファイル1つあたりの長さ(分) |
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レコーディング継続の待機時間(秒) | HLS形式のファイルのみ、プッシュ中断のレコーディング継続をサポートし、レコーディング継続の待機時間を1s~1800sに設定できます。 | |
保存時間(日) | レコーディングファイル1つあたりの最大保存時間は1500日で、ファイル保存時間が0の場合は永久保存です。永続ストレージ または 指定期間を選択できます。 | |
オンデマンドアプリケーション/カテゴリーの指定 | VODの指定 するサブアプリケーションのオンデマンドカテゴリーにレコーディングする機能をサポートしています。デフォルトではアカウントのメインアプリケーションにレコーディングされ、書き込みステータスが有効になっているサブアプリケーションにのみ対応できます。 | |
高度な設定 | オンデマンドタスクフロー処理 | バインドするタスクフローの選択をクリックすると、オンデマンドサブアプリケーションで作成されたタスクフローをバインドするか、現在のオンデマンドタスクフロー選択インターフェースでタスクフロー名をクリックしてVODコンソールに移動し、タスクフローの設定を追加/変更するかを選択できます。バインドに成功すると、レコーディングファイルの発行後にオンデマンドタスクフローテンプレートが実行され、対応するVOD料金が発生します。 |
レコーディングとアップロードの同時実行 | 現在、レコーディングとアップロードの同時実行機能を有効にできるのはFLV形式のみです。有効にすると、レコーディング終了後すぐにファイルをアップロードできます。1つのレコーディングファイルの長さは最大12時間で、FLVレコーディングの障害復旧も強化されています。また、再生ファイルをオンラインでドラッグするとラグが生じることがありますが、ローカルでの再生には影響を与えません。 |
説明:追加をクリックして現在のテンプレートに複数のプッシュドメイン名をバインドする機能をサポートしています。
説明:
- レコーディングテンプレートのバインド解除後、ライブストリーミング中のストリームには影響しません。
- バインド解除を有効にしたい場合は、バインド解除後にストリームを停止して再度ライブストリーミングをプッシュしてください。新規ライブストリーミングにレコーディングファイルが生成されなくなります。
注意:
- テンプレートがすでにバインドされている場合は、先にバインドの解除を行ってから、削除操作を行うことができます。
- コンソールのレコーディングテンプレートの管理はドメイン次元となり、現在はインターフェース関連付けの作成ルールを取り消しすることができません。レコーディング管理インターフェースの関連付けによってストリームを指定している場合は、レコーディングルールの削除を呼び出して、関連付けを解除する必要があります。
ドメイン次元のレコーディングテンプレートのバインドとバインド解除の具体的な操作および関連説明については、レコーディング設定をご参照ください。
コンソールで作成したレコーディングテンプレートにより、コールバック後に生成されるレコーディングファイルは、デフォルトでは接合方式による命名となっています。形式は次のとおりです。{StreamID}*{StartYear}-{StartMonth}-{StartDay}-{StartHour}-{StartMinute}-{StartSecond}*{EndYear}-{EndMonth}-{EndDay}-{EndHour}-{EndMinute}-{EndSecond}
このうち:
プレースホルダー | 意味 |
---|---|
{StreamID} | ストリームID |
{StartYear} | 開始時間-年 |
{StartMonth} | 開始時間-月 |
{StartDay} | 開始時間-日 |
{StartHour} | 開始時間-時 |
{StartMinute} | 開始時間-分 |
{StartSecond} | 開始時間-秒 |
{EndYear} | 終了時間-年 |
{EndMonth} | 終了時間-月 |
{EndDay} | 終了時間-日 |
{EndHour} | 終了時間-時 |
{EndMinute} | 終了時間-分 |
{EndSecond} | 終了時間-秒 |
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