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CBSタイプ説明

最終更新日:2021-08-02 16:28:25
    Cloud Block Storage(CBS)は、高可用性、高信頼性、低コスト、カスタマイズ可能なネットワークブロックデバイスであり、Cloud Virtual Machine(CVM)の独立した拡張可能なハードディスクとして利用することができます。CBSは、データブロックレベルのデータストレージを提供し、3つの複製による分散型のメカニズムを採用することで、CVMにデータの信頼性の保証をもたらします。製品としては、高性能CBSSSD CBS強化型SSD CBS超高速型SSD CBSの4種類のCBSタイプを提供し、それぞれのハードディスクタイプ、性能、特徴、価格はいずれも異なりますので、デプロイするユースケースの要件に応じて、ご自身でお選びいただけます。

    注意事項

    強化型SSD CBSおよび超高速型SSD CBSは、現在一部のアベイラビリティーゾーンでのみ販売を開始しています。今後、販売するアベイラビリティーゾーンを順次追加していく予定です。
    強化型SSD CBSは2020年8月1日以降に作成したS5、M5、SA2およびそれ以上の新世代モデルにのみマウント可能です。旧世代のインスタンスにマウントした場合、お約束する性能を保証できません
    超高速型SSD CBSはストレージ拡張型CVM S5seと一緒にのみ購入できます。その他タイプのCVMは超高速型SSD CBSをサポートしていません。
    強化型SSD CBSおよび超高速型SSD CBSは、現在システムディスクとしての利用をサポートしていません。
    強化型SSD CBSおよび超高速型SSD CBSは、現在暗号化の特性をサポートしていません。
    現在、その他タイプのCBSから強化型SSD CBSおよび超高速型SSD CBSへのアップグレードをサポートしていません。

    CBSのタイプの概要

    高性能CBS 高性能CBSは、Tencent Cloudが打ち出した混合型ストレージタイプです。CacheのメカニズムによってSSDによく似た高性能なストレージ機能を提供する同時に、3つの複製による分散型のメカニズムにより、データの信頼性を保証します。高性能CBSは、データ信頼性に対する要求が高く、性能要件が普通・中程度のWeb/Appサーバー、業務ロジック処理、中小型サイト構築などの中小型のユースケースに適しています。
    SSD CBS SSD CBSは、Tencent CloudがNVMe SSD記憶媒体をベースに提供するフルフラッシュ型ストレージタイプです。3つの複製による分散型のメカニズムを採用し、低レイテンシー、比較的高いランダムIOPSとスループットのI/O性能、データの安全性が99.9999999%となるストレージサービスを提供します。SSD CBSはI/O性能に対する要求が比較的高いシナリオに適しています。
    強化型SSD CBS 強化型SSD CBSは、Tencent Cloudが新世代ストレージエンジンをベースに設計し、フルNVMe SSD記憶媒体と最新ネットワークインフラを基盤として提供する製品タイプです。3つの複製による分散型のメカニズムを採用し、低レイテンシー、高ランダムIOPS、高スループットのI/O性能、データの安全性が 99.9999999%となるストレージサービスを提供します。強化型SSD CBSは、大型データベース、NoSQLなどのレイテンシーに対する要求が非常に高いI/Oバウンド型のシナリオに適しています。強化型SSD CBSでは、性能と容量の単独設定を特別にサポートしています。実際の業務の状況に応じて必要なストレージ容量およびストレージ性能を設定することが可能です。
    超高速型SSD CBS 超高速型SSD CBSは、Tencent Cloudが自社開発した最新の高性能・分散型ストレージエンジンをベースに、高速ネットワークインフラおよび最新世代のストレージハードディスクを組み合わせ、超低レイテンシーの信頼性を安定的かつ長期的に提供します。超低レイテンシーが必要なI/Oバウンド型やスループットバウンド型のワークロードに非常に適しており、例えば、大型MySQL、HBase、Cassandraなどのデータベース業務、etcd、rocksdbなどのキーバリューストア、ElasticSearchなどのログ検索業務、ビデオ処理やライブストリーミングなどのリアルタイム・高帯域幅型の業務が挙げられます。重要な取引のワークロード、コアデータベース業務、大型OLTP業務、Media Processing Serviceなどのシナリオで優れたパフォーマンスを見せます。また超高速型SSD CBSでは、性能と容量の単独設定を特別にサポートしています。実際の業務の状況に応じて必要なストレージ容量およびストレージ性能を設定することが可能です。

    性能指標

    タイプ別のCBSの性能指標は次のとおりです。
    性能指標
    超高速型SSD CBS
    強化型SSD CBS
    SSD CBS
    高性能CBS
    シングルディスク最大容量(GB)
    32000
    32000
    32000
    32000
    シングルディスク最大IOPS
    1100000
    100000
    26000
    6000
    ランダムIOPS性能計算式
    ベーシックパフォーマンス:ランダムIOPS = min{4000+100 × 容量(GiB), 50000}
    エクストラパフォーマンス:最大IOPS = min{128 × エクストラパフォーマンス値, 1050000}
    ベーシックパフォーマンス:ランダムIOPS = min{1800 + 50 × 容量(GiB), 50000}
    エクストラパフォーマンス:最大IOPS = min{128 × エクストラパフォーマンス値, 50000}
    詳細については、強化型SSD CBS性能の説明 をご参照ください。
    ランダムIOPS = min{1800 + 30 × 容量(GiB), 26000}
    ランダムIOPS = min{1800 + 8 × 容量(GiB), 6000}
    シングルディスク最大スループット(MB/s)
    4000MB/s
    1000MB/s
    260MB/s
    150MB/s
    スループット性能計算式(MB/s)
    ベーシックパフォーマンス:スループット = min{120 + 0.5 × 容量(GiB), 350}
    エクストラパフォーマンス:スループット = min{1 × エクストラパフォーマンス値, 3650}
    ベーシックパフォーマンス:スループット = min{120 + 0.5 × 容量(GiB), 350}
    エクストラパフォーマンス:スループット = min{1 × エクストラパフォーマンス値, 650}
    詳細については、強化型SSD CBS性能の説明 をご参照ください。
    スループット = min{120 + 0.2 × 容量(GiB), 260}
    スループット = min{100 + 0.15 × 容量(GiB), 150}
    シングルチャネルランダムリード/ライトのレイテンシー
    0.1~0.5ms
    0.3~1ms
    0.5~3ms
    0.8~5ms
    特記事項
    超高速型SSD CBSは、標準ストレージ拡張型S5se インスタンスと一緒にのみ購入できます。その他のタイプのCVMの購入時は超高速型SSD CBSを使用できず、また超高速型SSD CBSを単独で購入することもできません。
    強化型SSD CBSは、S5、M5、SA2およびそれ以上の新世代インスタンスにのみマウントできます。旧世代インスタンスの仕様にマウントした場合は、お約束した性能を保証できません**。
    なし
    なし
    説明:
    タイプごとのCBSの主な違いはI/Oパフォーマンスにあります。

    適用ケース

    強化型SSD CBSは、次のようなレイテンシー敏感型またはバウンド型I/Oのシナリオにより適しています。次のような例があります。
    高性能、データの高信頼性:高負荷、重要なコア業務システムに適しています。データの3重化による冗長性を提供し、完全なデータバックアップ、スナップショット、秒レベルのデータリカバリ能力を備えます。
    中大型データベース:100万行テーブルレベルのMySQL、Oracle、SQL Server、MongoDBなどの中大型リレーショナルデータベースでの応用に対応できます。
    大型NoSQL:HBase、CassandraなどのNoSQL業務のストレージ性能に対する要件を満たせます。
    ElasticSearch:ESのストレージの低レイテンシー性能に対する要件を満たせます。
    Video Service:オーディオビデオのエンコード/デコード、ライブストリーミングおよびそのレコーディングなどのシナリオにおいて、ストレージの帯域幅に関する性能要件を満たせます。
    ビッグデータ分析: TB、PBクラスのデータを対象に分散型処理能力を提供します。データ分析、データマイニング、ビジネスインテリジェント等の分野に適しています。
    超高速型SSD CBSは、レイテンシーに対して極めて高い要求があるレイテンシー敏感型のシナリオに適しています。次のような例があります。
    KVキーバリューストア(KVS):rocksdb、コンテナetcdなど、キーバリューストア業務は、通常、シリアルI/Oモードでディスクに落とし込み、各I/Oの処理速度、すなわちレイテンシーに対して非常に厳格な要件があり、シングルチャネルのレイテンシーがシステム全体の性能を左右します。超高速型SSD CBSであれば最小で数十マイクロ秒のレイテンシーパフォーマンスを提供しますので、データの信頼性、高可用性が要求されるコア業務システムにも十分対応できます。
    大型データベース:100万行テーブルレベルのMySQL、Oracle、SQL Server、MongoDBなど中大型リレーショナルデータベースでの応用に対応できます。
    大型NoSQL:HBase、CassandraなどのNoSQL業務のストレージ性能に対する要件を満たせます。
    ElasticSearch:ESのストレージの低レイテンシー性能に対する要件を満たせます。
    Video Service:オーディオビデオのエンコード/デコード、ライブストリーミングおよびそのレコーディングなどのシナリオにおいて、ストレージの帯域幅に関する性能要件を満たせます。
    コア業務システム:データの信頼性に対する要求が高いI/Oバウンド型などのコア業務システム。
    ビッグデータ分析: TB、PBクラスのデータを対象に分散型処理能力を提供します。データ分析、データマイニング、ビジネスインテリジェント等の分野に適しています。
    高性能、データの高信頼性:高負荷、重要なコア業務システムに適しています。3重化データによる冗長性を提供し、完全なデータバックアップ、スナップショット、秒レベルのデータリカバリ能力を備えます。
    次のようなSSD CBSは大中型負荷のシナリオに適しています
    中型データベース:MySQLなど中大型リレーショナルデータベースでの応用に対応できます。
    画像処理:画像処理などのデータ分析ストレージ業務に対応できます。
    高性能CBSは主に次のデータ関連シナリオで活用されます
    中小型データベース、Web/Appサーバーなどに適し、長期的に安定したI/O性能の出力を提供します。
    企業のオフィス業務など、ストレージ容量と性能のバランスが求められるシナリオに適しています。
    コア業務のテスト、開発、統合調整環境でのI/Oのニーズを満足させます。

    料金説明

    詳細なCBSの料金については、CBS価格一覧 をご参照ください。
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