概要
バケットのバージョン管理機能を有効にすると、バケット内にオブジェクトの複数のバージョンを保存でき、なおかつ指定したバージョンのオブジェクトを検索、削除または復元できるようになります。ユーザーが誤って削除したデータや、アプリケーションプログラムの障害によって消失したデータの回復に役立ちます。ここでは、コンソールでバケットのバージョン管理を有効にする方法をご説明します。バージョン管理の詳細については、バージョン管理の概要をご参照ください。 注意:
一度バージョン管理を有効にしたバケットは、バージョン管理を有効にしていない状態(初期状態)に戻すことはできません。ただし、このバケットのバージョン管理を一時停止することはでき、その後に新たにアップロードされる同じ名前のオブジェクトでは複数のバージョンが生成されなくなります。
バージョン管理機能を有効にしている場合、新たにアップロードする同じ名前のオブジェクトには複数のバージョンが生成され、ストレージスペースを占有します。このためこれらのバージョンのオブジェクトも同様にストレージ料金の課金対象となります。
旧バージョンを完全に削除するには、バージョンIDを指定して完全に削除してください。
操作手順
2. 左側ナビゲーションバーでバケットリストをクリックし、バケットリストページに進みます。
3. バージョン管理を設定したいバケットをクリックし、バケット詳細ページに進みます。
4. 左側の障害復旧管理>バージョン管理をクリックし、現在のステータスを有効に変更してから保存します。
5. ポップアップした確認ウィンドウでOKをクリックすると、バージョン管理が有効になります。
バージョン管理機能を使用する必要がない場合は、現在の「有効」ボタンを「無効」に変更します。
6. バージョン管理を有効にした後、同じ名前のファイルをこのバケットにアップロードする場合は、ファイルリストインターフェースで旧バージョンの一覧表示をクリックすると、異なる時点でアップロードされた同名のファイルを確認することができます。また、最新バージョン、旧バージョンおよび削除マーカーバージョンに対し、さまざまな操作を行うことができます。
7. 旧バージョンのファイルは、復元、ダウンロード、詳細、削除といった操作をサポートしています。
説明:
コンソールから旧バージョンを完全に削除するには、コンソールのバケットのファイルリストから旧バージョンの一覧表示をしたうえで、指定バージョンのファイルを削除します。
8. ファイルを削除すると、削除されたファイルの記録が表示され、削除前の同名ファイルは残ります。バージョンに応じて、ファイルを削除または復元することができます。
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