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SQL関数

最終更新日:2024-06-26 10:57:13

    集計関数

    COS Selectは次の集計関数をサポートしています。
    関数名
    パラメータタイプ
    リターンタイプ
    AVG(expression)
    INT、FLOAT、DECIMAL
    入力パラメータが整数型の場合はDECIMALを返し、入力パラメータが浮動小数点型の場合はFLOATを返し、その他の場合の戻り値は入力パラメータと一致
    COUNT
    -
    INT
    MAX(expression)
    INT、DECIMAL
    戻り値は入力パラメータと一致
    MIN(expression)
    INT、DECIMAL
    戻り値は入力パラメータと一致
    SUM(expression)
    INT、FLOAT、DOUBLE、DECIMAL
    入力パラメータが整数型の場合はINTを返し、入力パラメータが浮動小数点型の場合はFLOATを返し、その他の場合の戻り値は入力パラメータと一致

    条件関数

    COS Selectは次の条件関数をサポートしています。

    COALESCE

    COALESCE関数は入力されたパラメータを順序に従って判断し、空ではない最初のパラメータ値を返します。入力パラメータに空ではないパラメータが含まれない場合は、関数がnull値を返します。

    構文

    COALESCE ( expression, expression, ... )
    説明:
    expressionパラメータはINT、String、Floatタイプの数値、配列またはネスト関数を渡すことができます。

    事例

    COALESCE(1) -- 1
    COALESCE(1, null) -- 1
    COALESCE(null, null, 1) -- 1
    COALESCE(missing, 1) -- 1
    COALESCE(null, 'string') -- 'string'
    COALESCE(null) -- null
    COALESCE(null, null) -- null
    COALESCE(missing) -- null
    COALESCE(missing, missing) -- null

    NULLIF

    NULLIF関数は渡された2つのパラメータ間の差異を判断し、2つの入力パラメータが同一の値であればNULLを返し、異なっていれば最初の入力パラメータの値を返します。

    構文

    NULLIF ( expression1, expression2 )
    説明:
    expressionパラメータはINT、String、Floatタイプの数値、配列またはネスト関数を渡すことができます。

    事例

    NULLIF(1, 2) -- 1
    NULLIF(1, '1') -- 1
    NULLIF(1, NULL) -- 1
    NULLIF(1, 1) -- null
    NULLIF(1.0, 1) -- null
    NULLIF(missing, null) -- null
    NULLIF(missing, missing) -- null
    NULLIF([1], [1]) -- null
    NULLIF(NULL, 1) -- null
    NULLIF(null, null) -- null

    変換関数

    COS Selectは次の変換関数をサポートしています。

    CAST

    CAST関数はある種類のインスタンスを別の種類のインスタンスに変換することができます。このインスタンスは数値でも、計算によってある確定した数値が出せる関数でも構いません。

    構文

    CAST ( expression AS data_type )
    説明:
    expressionパラメータは数値、配列、演算子または計算によって、ある確定した数値が出せるSQL関数とすることができます。
    data_typeパラメータは例えばINTタイプのような、変換後のデータタイプです。現在COS Selectがサポートしているデータタイプについては、データタイプをご参照ください。

    事例

    CAST('2007-04-05T14:30Z' AS TIMESTAMP)
    CAST(0.456 AS FLOAT)

    日付関数

    COS Selectは次の日付関数をサポートしています。

    DATE_ADD

    DATE_ADD関数は指定のタイムスタンプのある部分(年、月、日、時、分、秒)に指定された時間間隔を加え、新しいタイムスタンプを返すことができます。

    構文

    DATE_ADD( date_part, quantity, timestamp )
    説明:
    date_partパラメータはタイムスタンプの中の変更したい部分を指定します。年、月、日、時、分、秒とすることができます。
    quantityパラメータは増分したい数値を表します。正の整数でなければなりません。
    timestampパラメータは変更したいタイムスタンプです。

    事例

    DATE_ADD(year, 5, `2010-01-01T`) -- 2015-01-01
    DATE_ADD(month, 1, `2010T`) -- 2010-02T
    DATE_ADD(month, 13, `2010T`) -- 2011-02T
    DATE_ADD(hour, 1, `2017T`) -- 2017-01-01T01:00-00:00
    DATE_ADD(hour, 1, `2017-01-02T03:04Z`) -- 2017-01-02T04:04Z
    DATE_ADD(minute, 1, `2017-01-02T03:04:05.006Z`) -- 2017-01-02T03:05:05.006Z
    DATE_ADD(second, 1, `2017-01-02T03:04:05.006Z`) -- 2017-01-02T03:04:06.006Z

    DATE_DIFF

    DATE_DIFF関数は2つの有効なタイムスタンプを比較し、2つのタイムスタンプの差を返します。この差は指定された時間単位で表示することができます。 timestamp1のdate_part値がtimestamp2より大きい場合は、戻り値は正の値となります。逆の場合は負の値を返します。

    構文

    DATE_DIFF( date_part, timestamp1, timestamp2 )
    説明:
    date_partパラメータは2つのタイムスタンプを比較する時間単位を指定します。年、月、日、時、分、秒とすることができます。
    timestamp1パラメータは最初に入力されたタイムスタンプです。
    timestamp2パラメータは2番目に入力されたタイムスタンプです。

    事例

    DATE_DIFF(year, `2010-01-01T`, `2011-01-01T`) -- 1
    DATE_DIFF(year, `2010T`, `2010-05T`) -- 4
    DATE_DIFF(month, `2010T`, `2011T`) -- 12
    DATE_DIFF(month, `2011T`, `2010T`) -- -12
    DATE_DIFF(day, `2010-01-01T23:00T`, `2010-01-02T01:00T`) -- 0

    EXTRACT

    EXTRACT関数は、指定されたタイムスタンプから指定された時間単位の数値を抽出します。

    構文

    EXTRACT( date_part FROM timestamp )
    説明:
    date_partパラメータは抽出したい時間単位を指定します。年、月、日、時、分、秒とすることができます。
    timestampパラメータは入力されたタイムスタンプです。

    事例

    EXTRACT(YEAR FROM `2010-01-01T`) -- 2010
    EXTRACT(MONTH FROM `2010T`) -- 1
    EXTRACT(MONTH FROM `2010-10T`) -- 10
    EXTRACT(HOUR FROM `2017-01-02T03:04:05+07:08`) -- 3
    EXTRACT(MINUTE FROM `2017-01-02T03:04:05+07:08`) -- 4
    EXTRACT(TIMEZONE_HOUR FROM `2017-01-02T03:04:05+07:08`) -- 7
    EXTRACT(TIMEZONE_MINUTE FROM `2017-01-02T03:04:05+07:08`) -- 8

    TO_STRING

    TO_STRING関数は、タイムスタンプを指定されたフォーマットの時間文字列に変換することができます。

    構文

    TO_STRING ( timestamp time_format_pattern )
    説明:
    timestampパラメータは変換したいタイムスタンプを指定します。
    time_format_patternパラメータは変換する時間のフォーマットを指定します。
    フォーマット
    説明
    yy
    2桁の年
    98
    y
    4桁の年
    1998
    yyyy
    固定された4桁の年。桁数に満たない場合はゼロ埋め
    0199
    M
    1
    MM
    固定された2桁の月。桁数に満たない場合はゼロ埋め
    01
    MMM
    月の英略称
    Jan
    MMMM
    月の英文正式名称
    January
    MMMMM
    月の最初のアルファベットの略称
    J(to_timestamp関数には適用しない)
    d
    1か月のうちのある1日(1~31)
    1
    dd
    固定された2桁の日(1~31)
    01
    a
    午前午後の指標(AM/PM)
    AM
    h
    時間。12時間制
    1
    hh
    固定された2桁の時刻。12時間制
    01
    H
    時間。24時間制
    1
    HH
    固定された2桁の時刻。24時間制
    01
    m
    分(00~59)
    1
    mm
    固定された2桁の分。24時間制
    01
    s
    秒(00~59)
    1
    ss
    固定された2桁の時刻。24時間制
    01
    S
    秒の小数部分(精度0.1、範囲0.0~0.9)
    0
    SS
    秒の小数部分(精度0.01、範囲0.00~0.99)
    6
    SSS
    秒の小数部分(精度0.001、範囲0.000~0.999)
    60
    ...
    ...
    ...
    SSSSSSSSS
    秒の小数部分(精度0.000000001,範囲0.000000000~0.999999999)
    60000000
    n
    ナノ秒
    60000000
    X
    時間単位のオフセット。オフセットが0の場合は「Z」
    +01またはZ
    XXまたはXXXX
    時間または分単位のオフセット。オフセットが0の場合は「Z」
    +0100またはZ
    xxxまたはxxxxx
    時間または分単位のオフセット。オフセットが0の場合は「Z」
    +01:00またはZ
    x
    時間単位のオフセット
    1
    xxまたはxxxx
    時間または分単位のオフセット
    0100
    xxxまたはxxxxx
    時間または分単位のオフセット
    01:00

    事例

    TO_STRING(`1998-07-20T20:18Z`, 'MMMM d, y') -- "July 20, 1998"
    TO_STRING(`1998-07-20T20:18Z`, 'MMM d, yyyy') -- "Jul 20, 1998"
    TO_STRING(`1998-07-20T20:18Z`, 'M-d-yy') -- "7-20-69"
    TO_STRING(`1998-07-20T20:18Z`, 'MM-d-y') -- "07-20-1998"
    TO_STRING(`1998-07-20T20:18Z`, 'MMMM d, y h:m a') -- "July 20, 1998 8:18 PM"
    TO_STRING(`1998-07-20T20:18Z`, 'y-MM-dd''T''H:m:ssX') -- "1998-07-20T20:18:00Z"
    TO_STRING(`1998-07-20T20:18+08:00Z`, 'y-MM-dd''T''H:m:ssX') -- "1998-07-20T20:18:00Z"
    TO_STRING(`1998-07-20T20:18+08:00`, 'y-MM-dd''T''H:m:ssXXXX') -- "1998-07-20T20:18:00+0800"
    TO_STRING(`1998-07-20T20:18+08:00`, 'y-MM-dd''T''H:m:ssXXXXX') -- "1998-07-20T20:18:00+08:00"

    TO_TIMESTAMP

    TO_TIMESTAMP関数は時間文字列をタイムスタンプに変換することができます。

    構文

    TO_TIMESTAMP ( string )
    説明:
    stringパラメータは入力された時間文字列です。

    事例

    TO_TIMESTAMP('2007T') -- `2007T`
    TO_TIMESTAMP('2007-02-23T12:14:33.079-08:00') -- `2007-02-23T12:14:33.079-08:00`

    UTCNOW

    UTCNOW関数はUTCの現在時刻をタイムスタンプとして返すことができます。

    構文

    UTCNOW()

    事例

    UTCNOW() -- 2019-01-01T14:23:12.123Z

    文字列関数

    COS Selectは次の文字列関数をサポートしています。

    CHAR_LENGTH, CHARACTER_LENGTH

    CHAR_LENGTHおよびCHARACTER_LENGTHはいずれも文字列内の文字数を計算することができます。この2つの関数は同一のものです。

    構文

    CHAR_LENGTH ( string )
    説明:
    stringパラメータは文字数を計算したい文字列を指定します。

    事例

    CHAR_LENGTH('null') -- 4
    CHAR_LENGTH('tencent') -- 7

    LOWER

    LOWER関数は指定された文字列内のすべての大文字アルファベットを小文字アルファベットに変換することができます。大文字アルファベット以外はすべてそのまま維持されます。

    構文

    LOWER ( string )
    説明:
    stringパラメータは大文字アルファベットを小文字アルファベットに変換したい文字列を指定します。

    事例

    LOWER('TENcent') -- 'tencent'

    SUBSTRING

    SUBSTRING関数はある文字列の部分文字列を返すことができます。あるインデックスを指定すると、SUBSTRING関数はそのインデックスから開始し、指定された部分文字列の長さに従って元の文字列から残りの内容を切り取り、結果を返します。
    説明:
    入力された文字列が1文字のみであり、かつインデックスの設定が1より大きい場合、SUBSTRING関数は自動的に1に切り替えます。

    構文

    SUBSTRING( string FROM start [ FOR length ] )
    説明:
    stringパラメータは部分文字列を切り取りたい文字列を指定します。
    startパラメータは文字列のあるインデックス値であり、切り取る位置を指定します。
    lengthパラメータは部分文字列の長さを指定します。特に指定されない場合は、文字列の残りのすべての内容を切り取ります。

    事例

    SUBSTRING("123456789", 0) -- "123456789"
    SUBSTRING("123456789", 1) -- "123456789"
    SUBSTRING("123456789", 2) -- "23456789"
    SUBSTRING("123456789", -4) -- "123456789"
    SUBSTRING("123456789", 0, 999) -- "123456789"
    SUBSTRING("123456789", 1, 5) -- "12345"

    TRIM

    TRIM関数は指定された文字列の先頭の文字の前または末尾の文字の後の全ての文字を削除することができます。デフォルトの削除文字は「 」です。

    構文

    TRIM ( [[LEADING | TRAILING | BOTH remove_chars] FROM] string )
    説明:
    stringパラメータは操作したい文字列を指定します。
    LEADING | TRAILING | BOTHパラメータは文字列の前(LEADING)または文字列の後(TRAILING)またはその両方(BOTH)の削除したい余分な文字を指定します。
    remove_charsパラメータはどの種類の余分な文字を削除したいかを指定します。remove_charsパラメータは長さが1文字より長い文字列とすることができます。TRIM関数はstringパラメータの前後でこれにマッチする余分な文字列を発見すると、そのすべてに削除処理を行います。

    事例

    TRIM(' foobar ') -- 'foobar'
    TRIM(' \\tfoobar\\t ') -- '\\tfoobar\\t'
    TRIM(LEADING FROM ' foobar ') -- 'foobar'
    TRIM(TRAILING FROM ' foobar ') -- 'foobar'
    TRIM(BOTH FROM ' foobar ') -- 'foobar'
    TRIM(BOTH '12' FROM '1112211foobar22211122') -- 'foobar'

    UPPER

    UPPER関数はすべての小文字を大文字に変換することができます。小文字以外の文字は変更されません。

    構文

    UPPER ( string )
    説明:
    stringパラメータは大文字に変換したい文字列を指定します。

    事例

    UPPER('tenCENT') -- 'TENCENT'
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