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概要
Cloud Object Storage（COS）は全新規ユーザー（COSサービスを初めてアクティブ化した個人および企業ユーザー）向けに一定量の無料利用枠リソースパックを提供しています。標準ストレージタイプのデータによって発生する標準ストレージ容量料金に充当できます。無料利用枠リソースパックの明細は下表をご参照ください。
対象者 | 無料利用枠リソースパック | 有効期間 |
個人ユーザー | 50GB標準ストレージ容量パック | 6か月（180日） |
説明：
ストレージ量は2進数で計算されます。例えば、1TB = 1024GBとなります。
無料範囲
注意：
無料利用枠リソースパックは、低頻度ストレージ容量、アーカイブストレージ容量、リクエスト回数、トラフィックなどの非標準ストレージ容量の課金項目には充当できません。課金項目の詳細については、課金項目のドキュメントをご参照ください。
禁止事項の違反や料金の未払いなどによりユーザーのアカウントが停止された場合、無料利用枠リソースパックは続けての使用ができなくなります。サービスを再開したうえで有効期間中のみ、無料利用枠リソースパックを続けて使用できます。
料金項目 | 課金項目 | 無料利用枠リソースパックは使用できますか |
ストレージ容量料金 | 標準ストレージ容量 | はい。 個人ユーザーは50GBの標準ストレージタイプのデータを無料で保存でき、無料保存期間は6か月（180日）です。 |
| 標準ストレージ（マルチAZ）容量 | できません。無料利用枠リソースパックは、非標準ストレージ容量課金項目には充当できません。 |
| | 低頻度ストレージ容量/低頻度ストレージ（マルチAZ）容量 |
| | INTELLIGENT_TIERINGストレージ容量/INTELLIGENT_TIERINGストレージ（マルチAZ）容量 |
| | アーカイブストレージ容量 |
| | ディープアーカイブストレージ容量 |
| リクエスト料金 | リクエスト数 |
| データ取得料金 | データ取得量 |
| トラフィック料金 | パブリックネットワークダウンストリームトラフィック、CDN back-to-originトラフィック、地域間コピートラフィック、グローバルアクセラレーショントラフィック |
| 管理機能料金 | リスト機能料金、検索機能料金、バッチ処理料金、オブジェクトタグ料金 |
事例の説明
説明：
次の例に記載した料金単価は参考用です。実際の価格については、COS製品価格をご参照ください。
個人ユーザーのXiaoyunが2019年3月10日にCOSサービスをアクティブ化し、さらに3月16日に50GBの標準ストレージファイルを北京リージョンのバケットにアップロードし、リクエストが100回発生したと仮定します。3月20日にパブリックネットワーク経由で10GBのデータがダウンロードされ、リクエストが100回発生し、その後9月末まで他の操作を行わなかった場合、次のように分析されます。
時間 | 説明 | 課金単価 | 課金量 | 料金（米ドル） |
2019年3月10日 | ユーザーのXiaoyunさんは、6か月間（180日間）の有効期間で、毎月（30日間）の50GBの標準ストレージ容量を利用することができます。 | - | - | 無料 |
2019年3月17日～2019年9月7日 | 標準ストレージ容量の料金は、2019年3月17日から毎日決済されます。ユーザーのXiaoyunさんは、2019年3月10日から2019年9月5日（計180日間）、50GBの標準ストレージ容量の無料利用枠を持っているため、追加料金は発生しません。 | - | - | 無料 |
2019年3月17日 | 標準ストレージリクエスト料金100回分が決済されます。 | 0.024米ドル/万回 | 100回 | 0.024 x 100 / 10000 = 0.00024 |
2019年3月21日 | パブリックネットワークダウンストリームトラフィック料金として、合計10Gの料金が決済されます。 | 0.1米ドル/GB | 10G | 0.1 x 10 = 1 |
2019年3月21日 | 標準ストレージリクエスト料金100回分が決済されます。 | 0.01米ドル/万回 | 100回 | 0.01 x 100 / 10000 = 0.0001 |
2019年9月6日 | 2019年9月6日当日より、ユーザーのXiaoyunさんの無料利用枠がなくなったため、2019年9月6日から2019年9月30日（計25日間）までストレージ容量料金は従量課金となり、1日あたり50GBの標準ストレージ容量料金が課金されます | 0.024米ドル/GB/月 | 50GB | 0.024 / 30 x 50 x 25 = 1 |
受け取りと照会
有効期間の計算
無料利用枠有効期間は、ユーザーがCOSをアクティブにしてから6か月間（180日）です。
例えば、ユーザーがCOSをアクティブ化した時間が2019年3月10日17:13:14であった場合、6か月を180日として計算し、3月10日～9月5日の標準ストレージ容量が無料利用枠リソースパックの対象となります。
決済の順序
ユーザーが無料利用枠リソースパックを利用していても、それ以外の料金が発生する場合があります。例えばリクエスト料金、トラフィック料金などの基本料金です。このため、請求書の決済時に、システムはケースに応じて異なる決済順序をとります。
デフォルトでは、システムは従量課金方式により決済します。
ユーザーが標準ストレージ容量の無料利用枠リソースパックを持っている場合、決済の順序は無料利用枠リソースパック > 従量課金となります。つまり、システムは無料利用枠リソースパックから優先的に充当し、無料利用枠を超えた残りの部分は従量課金方式により決済します。
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