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イベント通知

最終更新日:2024-06-26 10:57:13

    概要

    COSのリソースに変動(新規ファイルのアップロード、ファイルの削除など)があった場合、ユーザーは速やかにメッセージ通知を受信できます。イベント通知はSCF(Serverless Cloud Function)と組み合わせることで、より豊富なユースケースを実現できます。
    製品間連携:例えば、新たなファイルがCOSにアップロードされると、CDNキャッシュの自動更新を行います。新たなファイルがCOSにアップロードされると、データベースを自動更新します。
    システム統合:COS上のファイルに変更(新規作成、削除、上書き)が発生した場合、自身のサービスインターフェースを自動的に呼び出します。UGC(User Generated Content)のケースでは、イベント通知機能をベースにしてモバイル端末とサーバーの連携を実現することができます。
    データ処理:COS上のファイルに対し、自動解凍、AI認識などの自動処理を行います。
    
    
    COSイベント通知には次のような特徴があります。
    非同期処理:通知の送信は正常なCOS操作に影響を与えません。
    通知先:通知は同リージョンのSCF関数への送信のみサポートされます。
    現在は次のCOSイベントをサポートしています。
    イベントタイプ
    説明
    cos:ObjectCreated:*
    次に挙げるアップロードイベントはすべてSCFをトリガーします
    cos:ObjectCreated:Put
    PUT Objectインターフェースを使用してファイルを作成した際にSCFをトリガーします
    cos:ObjectCreated:Post
    POST Objectインターフェースを使用してファイルを作成した際にSCFをトリガーします
    cos:ObjectCreated:Copy
    PUT Object - Copyインターフェースを使用してファイルを作成した際にSCFをトリガーします
    cos:ObjectCreated:CompleteMultipartUpload
    Complete Multipart Uploadインターフェースを使用してファイルを作成した際にSCFをトリガーします
    cos:ObjectCreated:Origin
    イメージのback-to-originが発生した際にSCFをトリガーします
    cos:ObjectCreated:Replication
    地域間コピーによってオブジェクトを作成した際にSCFをトリガーします
    cos:ObjectRemove:*
    次に挙げる削除イベントはすべてSCFをトリガーします
    cos:ObjectRemove:Delete
    バージョン管理を有効にしていないバケットで、DELETE Objectインターフェースを使用してオブジェクトを削除するか、またはversionidを使用して指定のバージョンのオブジェクトを削除した際にSCFをトリガーします
    cos:ObjectRemove:DeleteMarkerCreated
    バージョン管理を有効化または一時停止しているバケットで、DELETE Objectインターフェースを使用してオブジェクトを削除した際にSCFをトリガーします
    cos:ObjectRestore:Post
    アーカイブ復元タスクを作成した際にSCFをトリガーします
    cos:ObjectRestore:Completed
    アーカイブ復元タスクを完了した際にSCFをトリガーします

    COSイベント通知の利用方法

    COSイベント通知の利用には次の手順が含まれます。
    1. SCF関数の作成
    SCFコンソールまたはCLIによって関数を作成することができます。関数作成の過程では、実行環境の選択(その後の関数作成に使用する言語に基づいて選択します)、関数コードの送信(オンラインでの編集またはローカルでのコードパッケージのアップロードをサポートしています)が必要です。
    SCFのプリセットテンプレートによる簡略化した作成フローを使用することもできます。詳細については、関数の作成をご参照ください。関数の書き方はプログラミング言語によって異なります。詳細については、SCFのドキュメントをご参照ください。
    2. 関数のテスト 関数の作成完了後に、テストテンプレート機能を使用して一次テストを行うことができます。テストテンプレートはCOSイベントを再現し、関数の実行をトリガーします。詳細については、関数のテストをご参照ください。
    3. トリガーの追加 一次テストの完了後、COSトリガーを作成してSCF関数をバケットにバインドすることができます。トリガーの追加はコンソールまたはコマンドラインによって行うことができます。詳細については、トリガーの作成のドキュメントをご参照ください。
    4. 実際の検証 上記の手順が完了すると、COS内のバケットの操作および、フロー全体が正常かどうかの検証が行えるようになります。例えば、コンソール、COS Browserなどのツールによってファイルをアップロード、削除できるほか、SCFコンソール > 関数の詳細 > 対応する関数名 > 実行ログに進み、正常に動作しているかを検証することができます。
    SCF COSトリガーに関するその他の詳細については、 COSトリガーのドキュメントをご参照ください。
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