メディアアップロード
VODは複数のアップロード方法を提供します。ローカル、URL、またはクライアントからメディアをアップロードでき、 API を使用してメディアをアップロードすることもできます。
VODでは、CSSをオンデマンドにレコーディングできます。また、複数のビデオ形式のアップロード、大きなファイルのアップロード、アップロードの中断からの再開、および冗長化されたファイルバックアップをサポートします。
VODは、スケジューリングの最適化、グローバルマルチストレージリージョンのカバー最適化、リンクの補充、転送の最適化、プロトコルの最適化など、複数のアップロード高速化措置により、アップロード成功率が99.5%以上に達しました(脆弱なネットワーク環境および大容量ファイルのアップロードを考慮しています)。アップロードの品質は、業界トップレベルです。
メディア制作
VODは、フレームごとのクリッピング、マルチトラック制作、ピクチャーインピクチャー、トリミング、フィルター、倍速再生、オーディオミキシング、トランジション、オーディオと画像の分離、テキストアニメーションエフェクト、画像アニメーションエフェクト、ショートカットキーなど、さまざまなビデオ制作機能を提供し、コンテンツ制作のニーズに対応します。
VODコンソールは、ビデオをオンラインで迅速に作成できるビデオ制作機能を提供します。
メディアストレージ
VODは、メディアファイルのマルチアーキテクチャとマルチデバイスにわたるデータの冗長化ストレージをサポートし、リモート障害復旧とユーザーリソース隔離を提供します。
メディアファイルのインテリジェントなコールドストレージは、ストレージのニーズに合わせて複数のオプションを提供し、ユーザーのストレージコストを効果的に削減します。
メディアファイルは期限切れになると自動的に削除されるため、ストレージ容量が節約され、ストレージコストが削減されます。
アクセス頻度が低いビデオの場合は、低解像度バージョンのみを保存し、高解像度バージョンを削除してストレージ コストを削減できます。
メディアトランスコーディング
VODは、12,000を超える分散型トランスコードクラスターを提供します。最大2,000の同時トランスコードタスクをサポートし、高品質で効率的なトランスコード機能を提供します。
VODは、オンデマンドでのウォーターマークの追加、さまざまなトランスコード形式の設定をサポートし、さまざまなシナリオのニーズに柔軟に対応できます。
VODは、複数のスクリーンキャプチャ操作をサポートします。例えば、カバースクリーンキャプチャ、タイムポイントによるスクリーンキャプチャ、スプライトイメージ、サンプリングスクリーンキャプチャ、アニメーション画像生成です。これらを、サムネイルプレビュー、ビデオのキーモーメントなどのシーンで使用できます。
メディア配信
VODは、全世界をカバーする2800を超えるCDNビデオアクセラレーションノードを備えています。同時に、中国全土をカバーするBGPネットワークと17以上のキャリアに基づいて、世界各地のユーザーにスムーズかつ高速なコンテンツ配信を提供します。
VOD はデフォルトの再生ドメイン名を提供します。デフォルトのドメイン名を使用することも、カスタムドメイン名を使用してコンテンツを配信することもできます。
VODは、完全なCDN使用量の統計分析サービスを提供します。同時に、ドメイン名へのアクセス状況についてのCDNログダウンロードをサポートすることで、業務運営に役立てます。
メディアAI
Tencent Cloudの最先端のAI技術と豊富なコンテンツ運営の蓄積に基づき、VODのAI能力はコンテンツ監査、コンテンツ分析、コンテンツ識別などの分野で便利に使用でき、これにより人件費を削減できます。
コンテンツ審査:AIを利用して、画像、オーディオ、ビデオ(画面、音声、文字の3つの面)のコンテンツに対し、ポルノなどの違法・不正検出を行います。インテリジェント審査はさまざまなレイヤーに分類され、複数のタイプをカバーし、センシティブな情報を区別します。個別化適応により、内部の大量の業務および外部の顧客の審査シーンを満足させることができ、不正なビデオによる法的リスクやブランドのダメージを効果的に回避します。
コンテンツの分析:インテリジェント分類、インテリジェントタグ、インテリジェントカバー。
コンテンツの認識:顔認識、音声認識(インテリジェント字幕生成をサポート)、文字認識、ビデオの開始および終了セグメント認識。
著作権保護
著作権者に高度なセキュリティ保障を提供するため、VODの著作権保護機能には、リンク不正アクセス防止、デジタルウォーターマークおよび商用DRMの暗号化が含まれています。
リンク不正アクセス防止:VODが提供するセキュリティソリューション、Refererリンク不正アクセス防止、Keyリンク不正アクセス防止は、メディアコンテンツへのリンク不正アクセス、不正ダウンロード、拡散によるコンテンツ著作権の漏洩と再生料金の損失を防止します。
デジタルウォーターマーク:VODは、安全で低コストの不正録画防止ウォーターマークソリューションを提供します。ウォーターマークの中のユーザーIDを効果的に抽出でき、不正録画を行う者を震え上がらせ、権益の保護をサポートします。
商用DRMの暗号化:VODは商用DRMを統合したワンストップソリューションを提供します。DRMの暗号化、証明書管理、License配布、復号再生などを含む機能は、DRMパフォーマンスの手軽な統合をお手伝いします。
画像処理
簡単な操作、機能が豊富な画像リアルタイム処理機能。
リアルタイムでの画像ズーム、トリミング操作をサポートします。また、VODのアクセラレーションサービスでネットワーク全体の配信を高速化することができます。
AI テクノロジーの助けを借りて、VOD は不正画像を検出し、コンテンツをより効率的に管理できるようにします。
アダプティブビットレートストリーミング
VODはユーザーのネットワーク接続速度の変化に基づき、自動で最適なビットストリームを選択します。できる限りスムーズなビデオ再生を保証する前提のもと、ベストな解像度のビデオ再生を選び、スムーズで明瞭な再生体験を保障します。
VODはアダプティブビットレートストリーミング変換が出力するファイルについて多言語字幕をサポートします。再生時に自由に字幕を選択表示することで、ビデオの国を越えた配信に役立ち、より多くのターゲット市場のオーディエンスがビデオコンテンツを理解しやすくなります。
Top Speed Codec
VODのTop Speed Codecトランスコーディングは、Tencent Cloudオーディオビデオが長年蓄積してきたオーディオビデオコーデック、インテリジェントシナリオ認識、動的コーデック、CTU/ライン/フレームの3つのレベルのビットレートによる正確な制御モデルなどの技術に基づき、より低いビットレート(約50%)で、より高い画質を得ることができます。「高画質低ビットレート」の実現により、ネットワークトラフィックとストレージコストを同時に節約します。
プレーヤー
VODが提供する無料プレーヤーSDKは、プラットフォームのカバー範囲が広く、機能が豊富で使いやすく、再生品質データが詳細です。
iOS、Android、Web(Flash/HTML5)、Flutterをカバーしています。
アダプティブビットレートストリームの再生をサポートしています。ユーザーのネットワーク品質に基づき、最適なコードストリームで自動再生することで、スムーズな再生体験を提供します。
最初のフレームの秒速開始、プレーヤーのオープニング、一時停止とエンディングのロール画像、再生とキャッシュの同時実行、倍速再生、ビデオのキーフレーム、メディアの弾幕および外部字幕など多くの機能を提供します。
リンク不正アクセス防止、URL認証、HLS暗号化、プライベートプロトコル暗号化など、ビデオのセキュリティソリューションをサポートします。
高い再生品質:オーディオビデオコンテンツ向け専用のCDNアクセラレーションは、メディア再生をさらにスムーズにします。プレーヤーはQUICプロトコルをサポートしており、脆弱なネットワークにおける再生品質がより良好になりました。
再生インターフェースのデザインはシンプルで、ファイル IDのみですぐに再生ができます。
サードパーティプレーヤーのプラグインを提供し、サードパーティプレーヤーでのVODビデオ再生をサポートします。
フルリンクビデオ再生品質モニタリングをサポートしています。再生パフォーマンス、ユーザー行動、ファイルの特徴などを含む多次元的なデータ指標で、業務の効率的運営をサポートします。
CSSとVOD
Tencent Cloud CSSとVODの統一エコシステムに基づき、CSSとVODを組み合わせた一連のソリューションを提供します。
ライブ録画:ライブストリーミングはパッケージ化(オーディオ、ビデオデータおよび対応するタイムスタンプなどの情報は変更しない)後にVODに保存します。これにより、ライブストリーミングアーカイブ要件の管理、またはオンデマンドメディアの二次処理、複数配信にも用いることができます。
タイムシフト視聴:ライブストリーミング中にキャッチアップ視聴を行う機能です。ユーザーは、配信開始後のある過去の時間点をリアルタイムに選択してキャッチアップ視聴をすることができます。また、いつでも最新のライブ映像に切り替えることが可能です。ライブストリーミング中のイベントハイライトのキャッチアップ視聴に用いることができます。
ライブストリーミングのトリミング:ライブストリーミング中に、ユーザーは、それまでのライブストリーミングコンテンツの中から一部を選択し、リアルタイムで新しいビデオ(HLS形式)を生成することができます。開発者はそれをすぐに共有したり、あるいはオンデマンドビデオに保存したりすることが可能なため、後処理、配信に役立ちます。また、ライブストリーミング中のハイライト生成に用いることができます。
疑似ライブ配信:eラーニングビデオ、コンサートやラジオ・テレビなどの業種でよく用いられます。VODの「視聴時間制限」や「視聴進度の同期」などのアクセス制限機能に基づき、指定時間にオンデマンドファイルを配信します。VODファイルの再生に、ライブストリーミングの効果を持たせることで、リアルタイムのライブストリーミングで制御しきれないリスクと高額のコストを効果的に削減できます。
メディアコンプライアンス
コンテンツ審査:不正なメディアコンテンツを、インテリジェントに認識します。人の手による審査のコストを減らし、審査効率を高め、プラットフォームコンテンツにセキュリティによる障壁を構築します。
メディア再生禁止:ユーザーは不正なメディアコンテンツを再生禁止にすることで、不正なメディアコンテンツのさらなる拡散を回避することができます。
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