TS over SRTプッシュは、SRTプロトコルを介してオーディオビデオデータを含むtsストリームを直接伝送し、ダウンストリームは既存のライブストリーミングを多重化しています。TS over SRTは、HaivisionのハードウェアおよびOBSのプッシュ形式規格に準拠しています。
このモードでは、SRTサーバーが負荷(TS)を解析し、RTMPプロトコルにカプセル化して、バックエンドのRTMPサーバーにプッシュします。
注意:アップストリームにSRTプッシュプロトコルを選択しても、コストは増加しません。
SRTプッシュを使用すると、次の品質比較図に示すように、ラグ率の改善がはっきりと示されます。
ダウンストリーム側では、SRTプッシュの適用後、アップストリームの品質の最適化により、ダウンストリームのスムーズさも向上します。以下は、闘魚Appでの実際の比較結果です。
伝送品質の指標では、QUICと比較しました。SRTは、より正確で高速な再送制御とCSSストリームメディアシーン用のPacingメカニズムにより、同じパケット損失率でもアプリケーション層のパケット損失を低減します。パケット損失率が50%の場合でも、SRTはQUICよりも安定した伝送を保証します。
QUICのアップストリームと比較すると、プッシュ端末の同一リンク、同一ライブストリーミングファイルの場合、5分ごとにパケット損失率が5%増加しました。SRTのプッシュのほうがフレームレートが安定していることが、以下の図からわかります。
CSSプッシュはSRTプロトコルをサポートしますが、9000ポートを使用してプッシュする必要があります。プッシュアドレスはCSSコンソールの【アドレスジェネレーター】の中の プッシュアドレスの生成 で生成し、以下のルールで接続することができます。
Tencent Cloud SRTプッシュURL:
srt://${rtmp-push-domain}:9000?streamid=#!::h=${rtmp-push-domain},r=${app}/${stream},txSecret=${txSecret},txTime=${txTime}
注意:
${app}
は表示内容が変更可能であることを示しており、実際には$
、{
、}
の3つの記号を入力する必要はありません。
SRTサーバーはTSをRTMPにカプセル化して、${rtmp-push-domain}ドメイン名
にプッシュします。
OBSプッシュコードの入力事例:
注意:SRTプロトコルを使用してプッシュする場合、OBSバージョンを25.0未満にすることはできません。
正常なプル再生のフローに従って操作してください。具体的には、 CSS再生をご参照ください。
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