操作シナリオ
Cloud Access Management(CAM)ポリシーを利用して、Cloud Virtual Machine(CVM)のコンソールで特定リソースの確認・利用権限をユーザーに付与します。本ドキュメントは特定リソースの確認・利用権限を例として、コンソールの特定部分のポリシーの利用方法をユーザーに提供します。
操作事例
CVM の完全な読み書きポリシー
CVM インスタンスを作成・管理する権限をユーザーに持たせることを希望する場合、このユーザーにQcloudCVMFullAccess のポリシーを利用させます。このポリシーはユーザーに CVM、VPC(Virtual Private Cloud)、CLB(Cloud Load Balance)と MONITOR のすべてのリソースの操作権限を持たせることにより、この目標を達成します。
具体的な操作手順は下記の通り:
権限付与管理 を参照して、プリセットポリシー QcloudCVMFullAccess をユーザーに認証します。 CVM の読取専用ポリシー
ユーザーに CVM インスタンスのクエリー権限を持たせて作成、削除、起動/シャットダウン権限を持たせないことを希望する場合、ユーザーにQcloudCVMInnerReadOnlyAccess のポリシーを利用させます。このポリシーはユーザーに別々で次の操作によって目標を達成します、CVMですべて単語「Describe」を始まる操作とすべて単語「Inquiry」を始まる操作に操作権限を持たせます。具体的な操作手順は下記の通り:
権限付与管理 を参照して,プリセットポリシー QcloudCVMInnerReadOnlyAccess をユーザーに認証します。 CVM 関連リソースの読取専用ポリシー
ユーザーに CVMインスタンス及び関連リソース(VPC 、CLB)へのクエリー権限だけ持たせて作成、削除、起動/シャットダウンなど操作権限を持たせないことを希望する場合、このユーザーにQcloudCVMReadOnlyAccess のポリシーを利用させます。このポリシーはユーザーに次の操作権限を持たせることにより、この目標を達成します。
CVM で単語「Describe」を始まるすべての操作と単語 「Inquiry」を始まるすべての操作。
VPC で単語 「Describe」を始まるすべての操作、単語 「Inquiry」を始まるすべての操作と単語「Get」を始まるすべての操作。
CLB で単語「Describe」を始まるすべての操作。
Monitor ですべての操作。
具体的な操作手順は下記の通り:
権限付与管理 を参照して,プリセットポリシー QcloudCVMReadOnlyAccess をユーザーに認証します。 Elastic Cloud Block Storage関連のポリシー
CVM コンソールのCloud Block Storage情報を表示できるようにし、CBSの作成・利用などの権限をユーザーに持たせることを希望する場合、まず下記の操作をポリシーに追加してから、またこのポリシーをユーザーに関連することによって実現できます。
CreateCbsStorages:CBSを作成します。
AttachCbsStorages:指定されたElastic CBSを指定されたCVMにマウントします
DetachCbsStorages:指定されたElastic CBSをアンマウントします。
ModifyCbsStorageAttributes:指定されたCBSの名称或いは項目 ID を修正します。
DescribeCbsStorages:CBSの詳細情報をクエリーします。
DescribeInstancesCbsNum:CVMにマウント済のElastic CBSの数量とマウントできるElastic CBS数量の合計をクエリーします。
RenewCbsStorage:指定されたElastic CBSを更新します。
ResizeCbsStorage:指定されたElastic CBSをスケールアウトします。
具体的な操作手順は下記の通り:
1. ポリシー に基づいて、CVM コンソール内のCBS情報を確認するとCBSを作成・利用するなどの権限のカスタマイズポリシーを作成します。
ポリシー内容は下記のポリシー文法を参照して設定できます: {
"version": "2.0"、
"statement": [
{
"effect": "allow"、
"action": [
"name/cvm:CreateCbsStorages"、
"name/cvm:AttachCbsStorages"、
"name/cvm:DetachCbsStorages"、
"name/cvm:ModifyCbsStorageAttributes"、
"name/cvm:DescribeCbsStorages"
],
"resource": [
"qcs::cvm::uin/1410643447:*"
]
}
]
}
2. 作成したポリシーを検索し、このポリシー行の「操作」列で、ユーザ/グループの関連をクリックします。
3.ポップアップされた「ユーザー/ユーザグループの関連」ウィンドウで、権限付与必要なユーザ/グループを選択し、OKをクリックします。
セキュリティグループの関連ポリシー
ユーザーがCVM コンソールのセキュリティグループを確認・利用できることを希望する場合、下記の操作をポリシーに追加してから、このポリシーをユーザーに関連することによって実現できます。
DeleteSecurityGroup:セキュリティグループを削除します。
ModifySecurityGroupPolicys:セキュリティグループのすべてのポリシーを置き換えます。
ModifySingleSecurityGroupPolicy:セキュリティグループの単一ポリシーを修正します。
CreateSecurityGroupPolicy:セキュリティグループポリシーを作成します。
DeleteSecurityGroupPolicy:セキュリティグループポリシーを削除します。
ModifySecurityGroupAttributes:セキュリティグループの属性を修正します。
具体的な操作手順は下記の通り:
1. ポリシー に基づいて、ユーザーが CVM コンソールでセキュリティグループの作成、削除、修正などの権限を持つことを可能にするのカスタマイズポリシーを作成します。
ポリシー内容は下記のポリシー文法を参照して設定できます: {
"version": "2.0"、
"statement": [
{
"action": [
"name/cvm:ModifySecurityGroupPolicys"、
"name/cvm:ModifySingleSecurityGroupPolicy"、
"name/cvm:CreateSecurityGroupPolicy"、
"name/cvm:DeleteSecurityGroupPolicy"
],
"resource": "*"、
"effect": "allow"
}
]
}
2. 作成したポリシーを検索し、このポリシー行の「操作」列で、ユーザ/グループの関連をクリックします。
3. ポップアップされた「ユーザー/ユーザグループの関連」ウィンドウで、権限付与必要なユーザ/グループを選択し、OKをクリックします。
Elastic IPアドレスの関連ポリシー
ユーザーが CVM コンソールでElastic IPアドレスを確認・利用できることを希望する場合、まず下記の操作をポリシーに追加してから、このポリシーをユーザーに関連することによって実現できます。
AllocateAddresses:アドレスを VPC 又は CVM にアサインします。
AssociateAddress:Elastic IPアドレスをインスタンス或いはネットワークインターフェースに関連します。
DescribeAddresses: CVM コンソールのElastic IP アドレスを確認します。
DisassociateAddress:Elastic IPアドレスは、インスタンス或いはネットワークインターフェースの関連を取り消します。
ModifyAddressAttribute:Elastic IPアドレスの属性を修正します。
ReleaseAddresses:Elastic IPアドレスを解除します。
具体的な操作手順は下記の通り:
1. ポリシー に基づいて、カスタマイズポリシーを作成します。
このポリシーはユーザーが CVM コンソールでElastic IPアドレスをを表示でき、インスタンスにアサインすること、インスタンスを関連することを許可しますが、Elastic IPアドレスの属性を修正したり、Elastic IPアドレスの関連を解除したり、Elastic IPアドレスの権限をリリースしたりすることはできません、ポリシー内容は下記のポリシー文法を参照して設定できます: {
"version": "2.0"、
"statement": [
{
"action": [
"name/cvm:DescribeAddresses"、
"name/cvm:AllocateAddresses"、
"name/cvm:AssociateAddress"
],
"resource": "*"、
"effect": "allow"
}
]
}
2. 作成したポリシーを検索し、このポリシー行の「操作」列で、ユーザ/グループの関連をクリックします。
3. ポップアップされた「ユーザ/ユーザグループの関連」ウィンドウで、権限付与必要なユーザ/グループを選択し、OKをクリックします。
ユーザーに特定 CVM への操作権限を付与するポリシー
ユーザーに特定 CVM への操作権限を付与することを希望する場合、下記のポリシーをユーザーに関連することによって実現できます。具体的な操作手順は下記の通り:
1. ポリシーに基づいて、カスタマイズポリシーを作成します。
このポリシーはユーザーに ID が ins-1、リージョンが広州 のCVM インスタンスへの操作権限を持たせることを許可します。ポリシー内容は下記のポリシー文法を参照して設定できます: {
"version": "2.0"、
"statement": [
{
"action": "cvm:*"、
"resource": "qcs::cvm:ap-guangzhou::instance/ins-1"、
"effect": "allow"
}
]
}
2. 作成したポリシーを検索し、このポリシー行の「操作」列で、ユーザ/グループの関連をクリックします。
3. ポップアップされた「ユーザ/ユーザグループの関連」ウィンドウで、権限付与必要なユーザ/グループを選択し、OKをクリックします。
ユーザーに特定リージョンのCVM への操作権限を付与するポリシー
ユーザーに特定リージョンの CVM への操作権限を付与することを希望する場合、下記のポリシーをユーザーに関連することによって実現できます。具体的な操作手順は下記の通り:
1. ポリシー に基づいて、カスタマイズポリシーを作成します。
このポリシーはユーザーに広州リージョンの CVM への操作権限を持たせることを許可します、ポリシー内容は下記のポリシー文法を参照して設定できます: {
"version": "2.0"、
"statement": [
{
"action": "cvm:*"、
"resource": "qcs::cvm:ap-guangzhou::*"、
"effect": "allow"
}
]
}
2. 作成したポリシーを検索し、このポリシー行の「操作」列で、ユーザ/グループの関連をクリックします。
3. ポップアップされた「ユーザ/ユーザグループの関連」ウィンドウで、権限付与必要なユーザ/グループを選択し、OKをクリックします。
サブアカウントに CVM のすべての権限を(支払い権限以外)付与する
仮に、企業アカウント(CompanyExample,ownerUin が12345678)が一つのサブアカウント(Developer)があります。このサブアカウントが企業アカウントのCVM サービスに対するすべての権限(例え作成、管理などすべての操作)を持たせることが必要であり、ただし支払い権限は含めません(注文できるが支払いできません)。
下記の二つのソリューションによって実現します:
ソリューション A
企業アカウント CompanyExample は直接プリセットポリシー QcloudCVMFullAccess をサブアカウント Developerに付与します。権限付与方式は 権限付与管理 をご参照ください。 ソリューション B
{
"version": "2.0"、
"statement":[
{
"effect": "allow"、
"action": "cvm:*"、
"resource": "*"
}
]
}
1.2 このポリシーをサブアカウントに付与します、権限付与方式は 権限付与管理 をご参照ください。 サブアカウントにプロジェクト管理の操作権限を付与する
仮に、企業アカウント(CompanyExample,ownerUin 为12345678)は一つのサブアカウント(Developer)があります。プロジェクトを基づいてサブアカウントにコンソールでリソース管理権限を付与する必要があります。
具体的な操作手順は下記の通り:
1. 業務権限に基づいてプロジェクト管理のカスタマイズポリシーを作成します
詳細情報は ポリシー をご参照ください。 2. 権限付与管理を 参照して、作成したカスタマイズポリシーをサブアカウントに付与します。
サブアカウントがプロジェクトを管理する時に、権限なしの提示があった場合は、例えば、スナップショット、イメージ、VPC、Elasticパブリックネットワーク IP などの製品を確認する時に権限なしを提示されました。サブアカウントに QcloudCVMAccessForNullProject、QcloudCVMOrderAccess と QcloudCVMLaunchToVPC のプリセットポリシーを付与できます。権限付与方式は権限付与管理をご参照ください。 カスタマイズポリシー
プリセットポリシーが要件を満たせないと予測した場合、カスタマイズポリシーを作成することによって目標を達成します。
具体的な操作手順は ポリシー をご参照ください。
CVM関連のポリシー文法の詳細については、権限付与ポリシー文法 をご参照ください。。
この記事はお役に立ちましたか?