ユースケース
本ドキュメントはWindows Server 2012 R2 OS CVMを例として、Windows CVMでPHP 7.0及び以前のバージョン、またPHP 7.0以降のバージョンの設定方法をご紹介します。
前提条件
Windows CVMにログインし、またCVMにIIS ロールの追加及びインストールしました。詳細について、IISのインストールと設定 をご参照ください。 操作手順
PHP 7.0及び以前のバージョンをインストールする
説明:
PHP 公式サイト はすでにPHP 7.0及び以前のバージョンのインストールパッケージのダウンロードサービスをご提供していません。PHP 7.0及び以前のバージョンを利用したい場合は、お客様自らCVMで検索してダウンロードするか、またはローカルでダウンロードしてから、CVMにアップロードすることもできます。どのように Windows CVMにファイルをアップロードするかについては、Windows CVMへのファイルアップロード をご参照ください。以下の操作手順はPHP 5.2.13 バージョンを例として説明します。 1. CVMでPHPのインストールパッケージを開きます。
2. インストールインターフェースの指示により、【Next】をクリックします。
3. 「Web Server Setup」インターフェースで、【IIS FastCGI】を選択して、【Next】をクリックします。下図に示すように:
4. インストールインターフェースの指示により、PHPをインストールします。
5. C:/inetpub/wwwroot
ディレクトリの配下で、PHPファイルを作成します。例えば、hello.php
のようなファイルを作成します。
6. 新しく作成された hello.php
ファイルに、下記の内容を記入して保存します。
<?php
echo "<title>Test Page</title>";
echo "hello world";
?>
7. OSインターフェースで、ブラウザを開いてhttp://Windows CVMのパブリックIPアドレス/hello.php
にアクセスして、環境設定が成功したかどうかを確認します。
以下のような画面が表示された場合、設定が成功しました:
PHP 7.0以降のバージョンをインストールする
PHP 7.0以降のバージョンはzipファイルとdebug packの二種類の方式を通してインストールできます。以下の操作は、zip ファイル方式により、Windows Server 2012 R2環境でPHPのインストールを例として説明します。
ソフトウェアのダウンロード
1. CVMで、PHP 公式サイト にアクセスして、PHP zipのインストールパッケージをダウンロードします。下図に示すように: 説明:
IISでPHPを実行する際に、Non Thread Safeバージョンのx86インストールパッケージを選択する必要があります。お客様がWindows Server 32bit (x64)OSでPHPをインストールしたい場合は、IISをApacheに置き換え、Non Thread Safeバージョンのx64インストールパッケージを選択する必要があります。
2. ダウンロードしたPHPのインストールパッケージの名前により、 Visual C++ Redistributableのインストールパッケージをダウンロードしてインストールします。
PHPのインストールパッケージは、該当するVisual C++ Redistributableのインストールパッケージをダウンロードしてインストールします。下表に示すように:
|
php-x.x.x-nts-Win32-VC16-x86.zip | |
php-x.x.x-nts-Win32-VC15-x86.zip | |
php-x.x.x-nts-Win32-VC14-x86.zip | |
仮にダウンロードしたPHPのインストールパッケージの名前は PHP-7.0.6-nts-Win32-VC14-x86.zip
とする場合は、Microsoft Visual C++ Redistributable for Visual Studio 2015のインストールパッケージをダウンロードして、インストールする必要があります。
インストールと設定
1. ダウンロードしたPHP zipのインストールパッケージを解凍します。例えば、C:\\PHP
ディレクトリの配下で解凍します。
2. C:\\PHP
ディレクトリの配下に php.ini-production
ファイルをコピーして、またそのファイルの拡張子を .ini
( php.ini
にリネームする)に変更します。
3. OSインターフェースで、 をクリックして、サーバーマネージャーを開きます。 4. サーバーマネージャーの左側のナビゲーションバーで、【IIS】をクリックします。
5. 右側のIIS管理ウィンドウで、サーバー欄のサーバー名を右クリックして、Internet Information Sevices (IIS)マネージャーを選択します。
6. 開いた「Internet Information Sevices (IIS)マネージャー」ウィンドウで、左側のナビゲーションバーにあるサーバー名をクリックして、サーバーのホームページにアクセスします。下図に示すように:
例えば、10_141_9_72のサーバー名をクリックして、10_141_9_72のホームページにアクセスします。
7. 10_141_9_72 ホームページで、ハンドラマッピングをダブルクリックして、「ハンドラマッピング」管理インターフェースにアクセスします。
8. 右側の操作欄で、マッピングモジュールの追加をクリックして、「マッピングモジュールの追加」 ウィンドウを開きます。
9. 開いた「マッピングモジュールの追加」ウィンドウで、下記の情報を記入して、【OK】をクリックします。
主なパラメータ情報下記の通り:
リクエストパス:*.php
を記入します。
モジュール:「FastCgiModule」を選択します。
実行可能ファイル:PHP zipインストールパッケージの中に、php-cgi.exeファイルを選択します。すなわち C:\\PHP\\php-cgi.exe
です。
名称:カスタマイズです。例えば、FastCGIを入力します。
10. 表示されるダイアログボックスで、はいをクリックします。
11. 左側のナビゲーションバーにある10_141_9_72サーバー名をクリックして、10_141_9_72ホームページに戻ります。
12. 10_141_9_72 ホームページで、デフォルトドキュメントをダブルクリックして、「デフォルトドキュメント」管理インターフェースにアクセスします。
13. 右側の操作欄で、追加をクリックして、「デフォルトドキュメントの追加」ウィンドウを開きます。
14. 開いた「デフォルトドキュメントの追加」ウィンドウで、名称に index.php
を記入して、【OK】をクリックします。
15. 左側のナビゲーションバーにある10_141_9_72サーバー名をクリックして、10_141_9_72ホームページに戻ります。
16. 10_141_9_72 ホームページで、FastCGI 設定をダブルクリックして、「FastCGI 設定」管理インターフェースにアクセスします。
17. 「FastCGI 設定」管理インターフェースで、FastCGI アプリケーションを選択して、編集をクリックします。
18. 開いた「FastCGI アプリケーションの編集」ウィンドウで、ファイルの変更を監視するを php.ini
ファイルのパスとして設定します。
19. C:\\inetpub\\wwwroot
ディレクトリの配下に、、PHPファイルを作成します。例えば、 index.php
のようなファイルを作成します。下図に示すように:
20. 新しく作成された index.php
ファイルに、以下の内容を記入して保存します。
21. OSインターフェースで、ブラウザを開いて http://localhost/index.php
にアクセスして、環境設定が成功したかどうかを確認します。
以下のような画面が表示された場合、設定が成功しました:
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