Windows リカバリーモードの概要
Windowsシステムリカバリーモード(Recovery)とは、Windowsが自動修復機能を使用することを指します。何らかのシステムの問題を検出し、引き続き使用するとシステムが損傷すると考えられる場合、Windowsを起動せずに、システム回復オプションに進み、ユーザーに修復、バックアップまたはシステムの復元などの処理を行うモードが提供されます。
Windows のシステム回復オプションには、「スタートアップ修復」、「システムの復元」、「Windows メモリ診断ツール」などのいくつかのツールが含まれています。 これらのツールを使用して、問題の修復、データのバックアップ、およびシステムの復元などの操作を行うことができます。
ユーザーがCloud Virtual Machineにリモートログインできず、コンソールからCVMにログインした後に下図の状態が出現した場合は、Windows CVMがリカバリーモードに入ったことを意味します。
リカバリーモードに入る原因
リカバリーモードに入る一般的な原因は次のとおりです。
Windowsの実行中またはシャットダウン中に、強制的に電源を切った場合。これには、コンソールで実行する強制シャットダウン操作を含みます。不注意のシャットダウンにより、システムが一部の重要データを失い、リカバリーモードに入ることがあります。
WindowsUpdate中に、電源が切れた場合。更新中の重要データが失われ、リカバリーモードに入ります。
システムがトロイの木馬またはウィルスによって損傷した場合。
WindowsのコアサービスBUG 。Windowsがリスクを自動検出し、リカバリーモードに入ります。
システムが重要データを失うか、またはシステムが損傷した場合。ユーザーの誤操作によってシステムファイルが損傷した場合、システムがリカバリーモードに入ることがあります。
予防措置
Tencent Cloudはユーザーにより次の予防措置を行うようお勧めします。
シャットダウン時にコンソールを開き、Windowsのシャットダウンプロセスを確認します。Tencent Cloudソフトシャットダウンはタイムアウトメカニズムを採用しており、ソフトシャットダウン実行後の所定時間内にシステムがシャットダウンされない場合は、エラーが返されます。シャットダウンプロセスに時間がかかるか、またはWindowsUpdateが実行される場合は、強制的にシャットダウンせず、CVMのシャットダウンを待ちます。シャットダウン失敗のシナリオ ドキュメントを参照することをお勧めします。 システムにトロイの木馬やウィルスなどの異常なプログラムやプロセスが存在しないかどうかをチェックします。
システム管理とウィルス対策ソフトが正常に動作しているかどうかをチェックします。
Windowsの更新パッケージ(特に一部の重要な更新とセキュリティ更新)を速やかに更新します。
システムイベントログを定期的にチェックし、コアサービスにエラーがないかどうかを確認します。
ソリューション
Windowsがリカバリーモードに入った場合、ユーザーは起動と実行の継続、または自動修復を試すことができます。Windowsは軽微な問題を自動修復することができます。次の操作を実行してください。
2. 表示されるリカバリモードページで、【Next】をクリックします。次の図に示すように:
3. 「システム回復オプション」 画面が表示されたら、【Next】をクリックし、デフォルトのソリューションを使用します。次の図に示すように:
4. 【Restart】をクリックし、すぐに【F8】キーを押します。次の図に示すように:
5. 【Start Windows Normally】を選択します。次の図に示すように:
Windowsが正常に起動しない場合は、コンソールにシステムを再インストールしてください。より詳細な説明をご覧になる場合は、コンソールを介してシステムの再インストール ドキュメントをご参照ください。
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