tencent cloud

フィードバック

Tencent Cloudソフトウェアソースによるソフトウェアパッケージのダウンロードと更新の高速化

最終更新日:2023-02-01 10:21:53

    ユースケース

    ソフトウェアの依存関係をインストールするときに公式ソースへのアクセスが遅いという問題を解決するために、Tencent Cloudは一部のソフトウェアにキャッシュ機能を設定しました。Tencent Cloudのリポジトリを使用して、依存パッケージのインストール速度を改善することができます。ユーザーがサービスアーキテクチャを自由に構築できるように、Tencent Cloudのリポジトリはパブリックネットワークアクセスとプライベートネットワークアクセスをサポートしています。
    パブリックネットワークアクセスのURL:http://mirrors.tencent.comです
    プライベートネットワークアクセスのURL:http://mirrors.tencentyun.com/です
    説明:
    本ドキュメントは、Tencent Cloudのリポジトリのパブリックネットワークアクセスアドレスを例として、CVMでリポジトリを利用する方法をご紹介します。プライベートネットワーク方式でTencent Cloudのリポジトリにアクセスしたい場合、パブリックネットワークのURLをプライベートネットワークのURLに変更してください
    本ドキュメントに関わったTencent CloudのリポジトリURLは、ご参考のみであり、Tencent Cloudのリポジトリから最新のURLを取得してください。

    注意事項

    Tencent Cloudのリポジトリは、毎日公式リポジトリから各ソフトウェアを一回同期させます。

    前提条件

    CVMにログインしました。

    操作手順

    Tencent Cloudのイメージソースを利用してpipを加速する

    ご注意:
    利用する前に、お客様のCVMにPythonがインストールされたことを確認してください。

    一時的にリポジトリのパスを利用する

    下記のコマンドを実行して、Tencent CloudのPyPIリポジトリを利用してpipをインストールします。
    pip install pip -i PyPI リポジトリのディレクトリ
    例えば、17monipをインストールし、利用するPyPIリポジトリはhttp://mirrors.tencent.com/pypi/simple ディレクトリ配下にあるようにしたら、下記のコマンドを実行してください:
    pip install 17monip -i http://mirrors.tencent.com/pypi/simple --trusted-host mirrors.tencent.com

    デフォルトリポジトリのパスを設定する

    下記のコマンドを実行して、 ~/.pip/pip.conf ファイルの index-urlパラメータをTencent Cloud上のリポジトリのパスに変更します。
    [global]
    index-url = PyPIリポジトリのディレクトリ
    trusted-host = パブリック/プライベートネットワークのURL
    下記の例のように、利用するPyPIリポジトリはhttp://mirrors.tencent.com/pypi/simple ディレクトリ配下にあります。下記のコマンドを実行してください:
    [global]
    index-url = http://mirrors.tencent.com/pypi/simple
    trusted-host = mirrors.tencent.com

    Tencent Cloudのイメージソースを利用してMavenを加速する

    ご注意:
    利用する前に、お客様のCVMにJDKとMavenがインストールされたことを確認してください。
    1. Mavenの設定ファイル settings.xml を開きます。
    2. <mirrors>...</mirrors> のコードブロックを見つけて、以下の内容を<mirrors>...</mirrors>コードブロックに設定します。
    <mirror>
    <id>nexus-tencentyun</id>
    <mirrorOf>*</mirrorOf>
    <name>Nexus tencentyun</name>
    <url>http://mirrors.tencent.com/nexus/repository/maven-public/</url>
    </mirror>

    Tencent Cloudのイメージソースを利用してNPMを加速する

    ご注意:
    利用する前に、お客様のCVMにNode.jsとNPMがインストールされたことを確認してください。
    下記のコマンドを実行して、Tencent CloudのNPMリポジトリでNPMをインストールします。
    npm config set registry http://mirrors.tencent.com/npm/

    Tencent Cloudのイメージソースを利用してDockerを加速する

    TKEクラスターにTencent Cloud上のDockerリポジトリを利用する

    手動で設定する必要はありません。Tencent Kubernetes Engine(TKE)クラスターに、CVMのホストはノードを作成するとき、自動的にDockerサービスをインストールし、またTencent Cloudプライベートネットワークイメージを作成します。

    CVMでTencent CloudのDockerリポジトリを利用する

    ご注意:
    利用する前に、お客様のCVMにDockerがインストールされたことを確認してください。 Docker Hub Mirror機能はDocker 1.3.2以降が必要です。1.3.2以降のDockerがインストールされていない場合、またはバージョンが古い場合、インストールまたはアップデートしてから利用してください。
    CVMのOS種類により、最適な操作手順を選んでください。
    Ubuntu 14.04、Debian、CentOS 6 、Fedora、openSUSEなどのOSに適用します。他のバージョンのOSの操作手順は若干異なります。
    1.1 下記のコマンドを実行して、 設定ファイル/etc/default/docker を開きます。
    vim /etc/default/docker
    1.2 iキーを押すと編集モードに切り替えます。下記の内容を追加して、保存してください。
    DOCKER_OPTS="--registry-mirror=https://mirror.ccs.tencentyun.com"
    Centos 7 OSに適用する:
    1.1 下記のコマンドを実行して、 設定ファイル/etc/docker/daemon.jsonを開きます。
    vim /etc/docker/daemon.json
    1.2 iキーを押すと編集モードに切り替えます。下記の内容を追加して、保存してください。
    {
    "registry-mirrors": [
    "https://mirror.ccs.tencentyun.com"
    ]
    }
    既に Boot2DockerをインストールしたWindows OSに適用する:
    1.1 Boot2Docker Start Shellに入り、下記のコマンドを実行してください:
    sudo su echo "EXTRA_ARGS=\\"–registry-mirror=https://mirror.ccs.tencentyun.com\\"" >> /var/lib/boot2docker/profile exit
    1.2 Boot2Dockerをリスタートします。

    Tencent Cloudのイメージを利用してMariaDBを加速する

    説明:
    以下の操作手順は、CentOS 7を例として説明します。OSにより若干異なる操作手順があります。
    1. 下記のコマンドを実行して、 /etc/yum.repos.d/ の下に MariaDB.repo ファイルを作成します。
    vi /etc/yum.repos.d/MariaDB.repo
    2. iキーを押すと編集モードに切り替えます。下記の内容を書き込み、保存してください。
    # MariaDB 10.2 CentOS7-amd64
    [mariadb]
    name = MariaDB
    baseurl = http://mirrors.tencent.com/mariadb/yum/10.2/centos7-amd64/
    gpgkey = http://mirrors.tencent.com/mariadb/yum/RPM-GPG-KEY-MariaDB
    gpgcheck=1
    3. 下記のコマンドを実行して、yumのキャッシュをクレンジングします。
    yum clean all
    4. 下記のコマンドを実行して、MariaDBをインストールします。
    yum install MariaDB-client MariaDB-server

    Tencent Cloudのイメージを利用してMongoDBを加速する

    説明:
    以下の操作手順は、MongoDB 4.0のインストールを例として説明します。その他のバージョンをインストールする際に、mirrorパス内のバージョン番号を変更してください。

    CentOS及びRedhatシステムのCVMは、Tencent CloudのMongoDBリポジトリを利用する。

    1. 下記のコマンドを実行して、/etc/yum.repos.d/mongodb.repo ファイルを作成します。
    vi /etc/yum.repos.d/mongodb.repo
    2. iキーを押すと編集モードに切り替えます。下記の内容を書き込み、保存してください。
    [mongodb-org-4.0]
    name=MongoDB Repository
    baseurl=http://mirrors.tencent.com/mongodb/yum/el7-4.0
    gpgcheck=0
    enabled=1
    3. 下記のコマンドを実行して、MongoDBをインストールします。
    yum install -y mongodb-org

    DebianシステムのCVMは、Tencent CloudのMongoDBリポジトリを利用する

    1. Debianのバージョンにより、下記の該当のコマンドを実行して、MongoDB GPGのパブリックキーをインポートします。
    sudo apt-key adv --keyserver hkp://keyserver.ubuntu.com:80 --recv 68818C72E52529D4
    2. 下記のコマンドを実行して、mirrorのパスを設定します。
    #Debian 8
    echo "deb http://mirrors.tencent.com/mongodb/apt/debian jessie/mongodb-org/4.0 main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-4.0.list
    #Debian 9
    echo "deb http://mirrors.tencent.com/mongodb/apt/debian stretch/mongodb-org/4.0 main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-4.0.list
    3. 下記のコマンドを実行して、キャッシュをクレンジングします。
    sudo apt-get clean all
    4. 次のコマンドを実行して、ソフトウェアパッケージリストを更新します。
    sudo apt-get update
    5. 下記のコマンドを実行して、MongoDBをインストールします。
    sudo apt-get install -y mongodb-org

    UbuntuシステムのCVMは、Tencent CloudのMongoDBリポジトリを利用する

    1. 下記のコマンドを実行して、MongoDB GPGのパブリックキーをインポートします。
    sudo apt-key adv --keyserver hkp://keyserver.ubuntu.com:80 --recv 68818C72E52529D4
    2. 下記のコマンドを実行して、mirrorのパスを設定します。
    #Ubuntu 14.04
    echo "deb [ arch=amd64 ] http://mirrors.tencent.com/mongodb/apt/ubuntu trusty/mongodb-org/4.0 multiverse" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-4.0.list
    #Ubuntu 16.04
    echo "deb [ arch=amd64 ] http://mirrors.tencent.com/mongodb/apt/ubuntu xenial/mongodb-org/4.0 multiverse" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-4.0.list
    #Ubuntu 18.04
    echo "deb [ arch=amd64 ] http://mirrors.tencent.com/mongodb/apt/ubuntu bionic/mongodb-org/4.0 multiverse" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-4.0.list
    3. 下記のコマンドを実行して、キャッシュをクレンジングします。
    sudo apt-get clean all
    4. 次のコマンドを実行して、ソフトウェアパッケージリストを更新します。
    sudo apt-get update
    5. 下記のコマンドを実行して、MongoDBをインストールします。
    sudo apt-get install -y mongodb-org

    Tencent Cloudのイメージソースを利用してRubygemsを加速する

    ご注意:
    利用する前に、お客様のCVMにRubyがインストールされたことを確認してください。
    下記のコマンドを実行して、Rubygemsのソースアドレスを変更します。
    gem source -r https://rubygems.org/
    gem source -a http://mirrors.tencent.com/rubygems/
    
    お問い合わせ

    カスタマーサービスをご提供できるため、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

    テクニカルサポート

    さらにサポートが必要な場合は、サポートチケットを送信して弊社サポートチームにお問い合わせください。24時間365日のサポートをご提供します。

    電話サポート(24 時間365日対応)