ユースケース
ソフトウェアの依存関係をインストールするときに公式ソースへのアクセスが遅いという問題を解決するために、Tencent Cloudは一部のソフトウェアにキャッシュ機能を設定しました。Tencent Cloudのリポジトリを使用して、依存パッケージのインストール速度を改善することができます。ユーザーがサービスアーキテクチャを自由に構築できるように、Tencent Cloudのリポジトリはパブリックネットワークアクセスとプライベートネットワークアクセスをサポートしています。
パブリックネットワークアクセスのURL:http://mirrors.tencent.com
です
プライベートネットワークアクセスのURL:http://mirrors.tencentyun.com/
です
説明:
本ドキュメントは、Tencent Cloudのリポジトリのパブリックネットワークアクセスアドレスを例として、CVMでリポジトリを利用する方法をご紹介します。プライベートネットワーク方式でTencent Cloudのリポジトリにアクセスしたい場合、パブリックネットワークのURLをプライベートネットワークのURLに変更してください。
本ドキュメントに関わったTencent CloudのリポジトリURLは、ご参考のみであり、Tencent Cloudのリポジトリから最新のURLを取得してください。
注意事項
Tencent Cloudのリポジトリは、毎日公式リポジトリから各ソフトウェアを一回同期させます。
前提条件
CVMにログインしました。
操作手順
Tencent Cloudのイメージソースを利用してpipを加速する
ご注意:
利用する前に、お客様のCVMにPythonがインストールされたことを確認してください。
一時的にリポジトリのパスを利用する
下記のコマンドを実行して、Tencent CloudのPyPIリポジトリを利用してpipをインストールします。
pip install pip -i PyPI リポジトリのディレクトリ
例えば、17monipをインストールし、利用するPyPIリポジトリはhttp://mirrors.tencent.com/pypi/simple
ディレクトリ配下にあるようにしたら、下記のコマンドを実行してください:
pip install 17monip -i http://mirrors.tencent.com/pypi/simple --trusted-host mirrors.tencent.com
デフォルトリポジトリのパスを設定する
下記のコマンドを実行して、 ~/.pip/pip.conf
ファイルの index-url
パラメータをTencent Cloud上のリポジトリのパスに変更します。
[global]
index-url = PyPIリポジトリのディレクトリ
trusted-host = パブリック/プライベートネットワークのURL
下記の例のように、利用するPyPIリポジトリはhttp://mirrors.tencent.com/pypi/simple
ディレクトリ配下にあります。下記のコマンドを実行してください:
[global]
index-url = http://mirrors.tencent.com/pypi/simple
trusted-host = mirrors.tencent.com
Tencent Cloudのイメージソースを利用してMavenを加速する
ご注意:
利用する前に、お客様のCVMにJDKとMavenがインストールされたことを確認してください。
1. Mavenの設定ファイル settings.xml
を開きます。
2. <mirrors>...</mirrors>
のコードブロックを見つけて、以下の内容を<mirrors>...</mirrors>
コードブロックに設定します。
<mirror>
<id>nexus-tencentyun</id>
<mirrorOf>*</mirrorOf>
<name>Nexus tencentyun</name>
<url>http://mirrors.tencent.com/nexus/repository/maven-public/</url>
</mirror>
Tencent Cloudのイメージソースを利用してNPMを加速する
ご注意:
利用する前に、お客様のCVMにNode.jsとNPMがインストールされたことを確認してください。
下記のコマンドを実行して、Tencent CloudのNPMリポジトリでNPMをインストールします。
npm config set registry http://mirrors.tencent.com/npm/
Tencent Cloudのイメージソースを利用してDockerを加速する
TKEクラスターにTencent Cloud上のDockerリポジトリを利用する
手動で設定する必要はありません。Tencent Kubernetes Engine(TKE)クラスターに、CVMのホストはノードを作成するとき、自動的にDockerサービスをインストールし、またTencent Cloudプライベートネットワークイメージを作成します。
CVMでTencent CloudのDockerリポジトリを利用する
ご注意:
利用する前に、お客様のCVMにDockerがインストールされたことを確認してください。
Docker Hub Mirror機能はDocker 1.3.2以降が必要です。1.3.2以降のDockerがインストールされていない場合、またはバージョンが古い場合、インストールまたはアップデートしてから利用してください。
CVMのOS種類により、最適な操作手順を選んでください。
Ubuntu 14.04、Debian、CentOS 6 、Fedora、openSUSEなどのOSに適用します。他のバージョンのOSの操作手順は若干異なります。
1.1 下記のコマンドを実行して、 設定ファイル/etc/default/docker
を開きます。
1.2 iキーを押すと編集モードに切り替えます。下記の内容を追加して、保存してください。
DOCKER_OPTS="--registry-mirror=https://mirror.ccs.tencentyun.com"
Centos 7 OSに適用する:
1.1 下記のコマンドを実行して、 設定ファイル/etc/docker/daemon.json
を開きます。
vim /etc/docker/daemon.json
1.2 iキーを押すと編集モードに切り替えます。下記の内容を追加して、保存してください。
{
"registry-mirrors": [
"https://mirror.ccs.tencentyun.com"
]
}
既に Boot2DockerをインストールしたWindows OSに適用する:
1.1 Boot2Docker Start Shellに入り、下記のコマンドを実行してください:
sudo su echo "EXTRA_ARGS=\\"–registry-mirror=https://mirror.ccs.tencentyun.com\\"" >> /var/lib/boot2docker/profile exit
1.2 Boot2Dockerをリスタートします。
Tencent Cloudのイメージを利用してMariaDBを加速する
説明:
以下の操作手順は、CentOS 7を例として説明します。OSにより若干異なる操作手順があります。
1. 下記のコマンドを実行して、 /etc/yum.repos.d/
の下に MariaDB.repo
ファイルを作成します。
vi /etc/yum.repos.d/MariaDB.repo
2. iキーを押すと編集モードに切り替えます。下記の内容を書き込み、保存してください。
[mariadb]
name = MariaDB
baseurl = http://mirrors.tencent.com/mariadb/yum/10.2/centos7-amd64/
gpgkey = http://mirrors.tencent.com/mariadb/yum/RPM-GPG-KEY-MariaDB
gpgcheck=1
3. 下記のコマンドを実行して、yumのキャッシュをクレンジングします。
4. 下記のコマンドを実行して、MariaDBをインストールします。
yum install MariaDB-client MariaDB-server
Tencent Cloudのイメージを利用してMongoDBを加速する
説明:
以下の操作手順は、MongoDB 4.0のインストールを例として説明します。その他のバージョンをインストールする際に、mirrorパス内のバージョン番号を変更してください。
CentOS及びRedhatシステムのCVMは、Tencent CloudのMongoDBリポジトリを利用する。
1. 下記のコマンドを実行して、/etc/yum.repos.d/mongodb.repo
ファイルを作成します。
vi /etc/yum.repos.d/mongodb.repo
2. iキーを押すと編集モードに切り替えます。下記の内容を書き込み、保存してください。
[mongodb-org-4.0]
name=MongoDB Repository
baseurl=http://mirrors.tencent.com/mongodb/yum/el7-4.0
gpgcheck=0
enabled=1
3. 下記のコマンドを実行して、MongoDBをインストールします。
yum install -y mongodb-org
DebianシステムのCVMは、Tencent CloudのMongoDBリポジトリを利用する
1. Debianのバージョンにより、下記の該当のコマンドを実行して、MongoDB GPGのパブリックキーをインポートします。
sudo apt-key adv --keyserver hkp://keyserver.ubuntu.com:80 --recv 68818C72E52529D4
2. 下記のコマンドを実行して、mirrorのパスを設定します。
echo "deb http://mirrors.tencent.com/mongodb/apt/debian jessie/mongodb-org/4.0 main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-4.0.list
echo "deb http://mirrors.tencent.com/mongodb/apt/debian stretch/mongodb-org/4.0 main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-4.0.list
3. 下記のコマンドを実行して、キャッシュをクレンジングします。
4. 次のコマンドを実行して、ソフトウェアパッケージリストを更新します。
5. 下記のコマンドを実行して、MongoDBをインストールします。
sudo apt-get install -y mongodb-org
UbuntuシステムのCVMは、Tencent CloudのMongoDBリポジトリを利用する
1. 下記のコマンドを実行して、MongoDB GPGのパブリックキーをインポートします。
sudo apt-key adv --keyserver hkp://keyserver.ubuntu.com:80 --recv 68818C72E52529D4
2. 下記のコマンドを実行して、mirrorのパスを設定します。
echo "deb [ arch=amd64 ] http://mirrors.tencent.com/mongodb/apt/ubuntu trusty/mongodb-org/4.0 multiverse" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-4.0.list
echo "deb [ arch=amd64 ] http://mirrors.tencent.com/mongodb/apt/ubuntu xenial/mongodb-org/4.0 multiverse" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-4.0.list
echo "deb [ arch=amd64 ] http://mirrors.tencent.com/mongodb/apt/ubuntu bionic/mongodb-org/4.0 multiverse" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-4.0.list
3. 下記のコマンドを実行して、キャッシュをクレンジングします。
4. 次のコマンドを実行して、ソフトウェアパッケージリストを更新します。
5. 下記のコマンドを実行して、MongoDBをインストールします。
sudo apt-get install -y mongodb-org
Tencent Cloudのイメージソースを利用してRubygemsを加速する
ご注意:
利用する前に、お客様のCVMにRubyがインストールされたことを確認してください。
下記のコマンドを実行して、Rubygemsのソースアドレスを変更します。
gem source -r https://rubygems.org/
gem source -a http://mirrors.tencent.com/rubygems/
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